山根会長を見ていると、職人時代に嫌いだった奴の事を思い出す。

やたらとヤクザの話をし、自分は元ヤクザだと言わんばかりの口調でヤクザの話をする。
その目的はヤクザの威光をちらつかせて、相手をビビらせて自分が優位に立ちたいだけ。
言わばヤクザの威を借る小者。

本物のヤクザとはそこが微妙に違う。
職人時代の同僚には本物の元ヤクザもいたが、職場では元ヤクザだった事は殆ど口にした事が無い。
職人仲間をビビらせる事もしなかった。
そいつがヤクザだった事を知ったのは、慰安旅行の時に背中に花が咲いていたのを見て聞き出したから。

特に今時のヤクザは、組の名前出しただけでアウト。
組員と言っただけでアウト。
匂わせただけでアウト。
なので、本物のヤクザは組の名前を出したり組員とは決して言わない。
かれこれ20年ほど前になるが、警察の人からその話を聞いていた。
なのでそいつの事は相手にしなかった。

つまり、それを口にするのは、ヤクザの威を借る小者でしかない。

職人時代にヤクザを気取っていた奴は、仕事の拡張を狙って別の支店へ行って同じ態度を取った。

そこで、思いがけない反撃に遭った。
そこの支店長が「てめー、何所のヤクザだ!」と怒鳴りつけた。
すると態度が一片「ぼ、ぼくはヤクザじゃありません」と平謝り。

山根会長を見てるとあいつを思い出す。


そう言えば先日から気になっていたのだが、33都道府県から応援して貰っているといっているのだが、それって逆だろと思いつつも、以前の録画を消していたので確認できなかったのだが、昨日テレビでその事を言っていた。

やはり、33都道府県が反山根だった。

これもまた症状。
記憶が自分に都合の良い様に書き換わる

記憶が変わっている人と話しても平行線を辿るだけ。
こうした人と対峙するには録音は効果的だ。

しかし、今日後悔された音声データを聞いた後では、あの副会長の弁明も空しく聞える。
「誤解を招くような事を言って申し訳有りませんでしたとの事です」
それって、忖度させる様に仕向けた言い訳にしか聞えないのだが。

まあ、弁護士らしい弁明だと思う。
しかし、それが一人で一回だけなら通用するかもしれないが、山根会長本人の音声もあると、その弁明は言い逃れにしか聞えなくなる。