エレベータを付けるか付けないかで揺れていた復元される名古屋城だが、エレベーターを付けない事が決まった。

障害者団体などがエレベーターを付けるように要望していたのだが、私は付けて欲しくなかった。

再建される名古屋城は、あくまでも文化財の復元だ。
せっかく図面があり昔と同じ国宝だった名古屋城と同じ物が作れると言うのに、エレベーターなど付けたら高いコストで木造にする意味が無くなってしまう。

文化財の復元と障害者の利便性は別次元の話だと思う。

私の親の世代にとっての名古屋城は誇りだったが、空襲で燃えた後に再建された名古屋城はお世辞にも誇りとは言えない代物だった。

その名古屋人の誇りとして復元される名古屋城にエレベーターなどと言う無粋な物は要らない。

同じ様に復元工事が進んでいる本丸御殿は見事としか言いようが無い。

私はこんな名古屋城が見たいし、こんな名古屋城なら誇りに思える。



手掛けるのは竹中工務店。

復元する名古屋城を竹中工務店が手がけると言うのも、どこか感慨深い物がある。
竹中工務店は信長の家臣だった竹中藤兵衛正高が名古屋で創業した会社がルーツだ。
そんな所に縁を感じる。


この復元名古屋城は2022年完成予定、その年にもう一つ開業予定のテーマパークがある。

それがジブリパークだ。

復元名古屋城とジブリパークは是非とも行かなくては。