昨日より元気が無かった黒オスだが、常に観察を続けていると妙な行動に気付いた。

トイレの砂の上でおしっこをするでもなく座り続け、暫くしてから穴を掘っておしっこの態勢になるもおしっこは出ていない。

そしてうなだれるように屋上へ行き、屋上から帰って来たら少し元気になっていた。

これはもしや尿路結石?

そこで念の為、病院へ連れて行くと一応結石は有ったが、殆ど出した後だったらしい。

恐らく、屋上へ行って出して来たのだろう。

しかし、尿道にガラス管を突っ込んで出て来た尿を検査すると、かなり高い数値で淡白が検出され、腎機能が低下して腎不全になりかけている事が判明した。

まあ、腎臓病は猫の宿命とも言える病気で、8歳頃から発症しやすくなるそうだ。
黒オスも丁度8歳なので、仕方の無い病気なのかもしれない。

黒オスの腎臓は腫れていたが、まだ一生懸命活動しようとしているとの事。

今ならまだ悪化を防げるらしい。

とりあえず薬を処方して貰って帰って来たのだが、早めに気付いて良かった。



病院から帰ると、元気を取り戻していたので少し安心した。

3匹の猫の中で私にとってこいつは特別。
授乳から排泄まで私が面倒見て育てた子なので、自分の息子のように思っている。
まだ目も見えず歩けない頃から育てた子は、特別な感情が生まれる。

因みに、灰猫は息子の嫁、子猫は息子夫婦の養女的な感覚を持っているが、それぞれに可愛い。