昨日から子猫をケージに入れずに寝ているのだが、今朝起きると小猫が私にピッタリと寄り添って寝ていた。

素肌に感じる子猫のぬくもり、そして柔らかな毛皮の感触・・・・・たまらん!
私が目を覚ますと、私の素肌の脇腹に頭をすり付け、逆さまになった状態で柔らかくも暖かい小さな肉球で、私の脇腹をプニプにしてくれる。

脇腹から脇にかけて身体を擦りつけながら移動し、肩を山越えして首筋へ・・・

そして、首筋の辺りで頭を擦り付ける。

何と言う至福な時間。

そして子猫と目が合うと、子猫は目を細めてくるりと腹を向け、両前足を私に向けて差し出す様に手を伸ばして来る。

私は子猫の腹や頭をナデナデ。

子猫はゴロゴロ良いながら私の手を抱え、頭を擦り付ける。
何だろうこの幸福感。


今まで数匹の猫を育てて来たが、ここまで誘惑して来る小悪魔的な猫は初めてだ。


在住猫との関係も、もう一息。
黒オスが移動すると、子猫はストーカーのように付いて回っているのだが、その姿はまるで親子。

灰猫は鼻クンクンして少し間を置いてから、思い出したようにシャーと言っている。


在住猫の子猫時代も、この子猫に負けず劣らず可愛かった。

灰猫が来た時。





灰猫は今の子猫と同じく愛護センターから頂いて来たのだが、こいつは今の子猫とはかなり違っていた。
今の子猫はみんなで仲良く遊んでいたが、この灰猫はボッチ。

二段のケージの下で数匹の子猫が遊んでいたのだが、こいつだけ二段目にいてボッチだった。
他の小猫が遊びに誘いに来ても、ガン無視してひたすら胸を張って私を見つめていた。

色々な子猫を一匹づつ抱いて、どの子にしようかと迷っている最中も、きちんとお座りして見つめていた。
その「私を貰って」アピールと、ロシアンブルーのような灰色が気に入りこの子にした。

じかしこの灰猫、恐らく猫界のコミュ症。

そのコミュ症の灰猫の心を開いたのが、私が人工保育で育てたこの黒オス。





灰猫より一ヶ月おにいちゃんだ。

この二匹が今の子猫と同じ月齢の時。



それがこんなに立派になった。








今の子猫も直ぐに大きくなってしまう。
子猫の時期は短い。

だからこそ今を大切にしよう。

この時期に密接な関係を作って置けば、大人になってもその関係性は続く。