昨晩から灰猫は戻りナデナデおねだりを再開している。



黒オスとの関係は、まだ完全に戻っているわけではない。

何と言うか、浮気がばれて奥さんにこっ酷く叱られた後の旦那さんの様な感じと言えば、想像し易いだろう。


猫の世界も人間と同じか~!


私は、何とか子猫の写真を撮ろうと機会を伺っているのだが、黒オスの監視が激しく子猫に近づけない。

こうなれば策を弄するしかない。

そこで、灰猫の傍に連れて行き、仲直りのコミュニケーションを取っている間に、すかさず途中のドアを閉めながら娘の部屋に飛び込む。

そこでしばし子猫と戯れながら写真を撮るのだが、これが結構難しい。

フレンドリーで元気一杯なので、動き回ったりやたら近付いたりで、顔がまともに映らない。

20枚写した中でまともに顔が映ったのは三枚だけ。





こいつを見てると、こいつと一緒に箒に乗ってお届け物をしたい気分になるのは何故だろう?




とりあえず写真を撮った後は、証拠隠しとアリバイ工作。

ドアの前に猫達が居ないのを確認して、ドアを開け放って大急ぎでシャワーを浴びる。

これで、猫たちに「居なかったのはシャワーを浴びてたのか」と思わせ、同時に子猫の臭いを洗い落とし、服も全部着替えて残り香には細心の注意を払う。

何だか、浮気してる亭主の気分になって来た。