最近、知恵袋で色々と試験的に色々とやっている。
試験的と言うのは、被害妄想を現実だと思いこんでいる人達を、ネットで被害妄想だと気付かせる方法の模索と、様々なケースのデータ収集だ。
今日のやり取りの相手は、同じ様な被害妄想を持つ人にとって、自分を見直せる反面教師的な存在だと思う。
それがこれだ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14171517714
この私とのやり取りの中で、何を間違えているのかを説明して行こう。
それが分かると、この人の思考の歪が見えて来ると思う。
まずポイントとなるのが7つ目の返信に書かれている内容だ。
”総務省の方は『航空関係の割り当てにもこの周波数を使用している。それ程強い周波数であある』と仰っていました。”
「それほど強い周波数」
これは調査依頼者や相談者に多い大きな誤解だ。
周波数には強さは無い。
強さとは「出力」である。
それに関連する言葉が三つ目の返信に書いてある内容だ。
”つまり苦情レベルの周波数であると言う意味です。”
騒音にしても電波にしても、何かしらの影響が出るとすれば周波数ではなく「出力」だ。
つまり、苦痛レベルの周波数と言う言葉自体が、有り得ない話にしかならない。
また、2つ目の返信にはこう書かれている。
”総務省にまで相談したのです。
室内でこの周波数はあり得ない!というご回答でした”
それに対して八つ目が私の返信なのだが、私はこう返信した。
”その答えこそ有り得ません。
今でこそポケベルとしては使われていませんが、室内でその周波数が測定できないと言う事は、室内でポケベルが使えない事になります。”
その返信に対して最後の返信でこう書かれている。
”総務省から答えですので、総務省で確認なさった方が良いと思います。”
「室内でその周波数は有り得ない」と言う言葉自体が有り得ない事が理解出来ていない。
家に窓がある限り、必ず家の外からの電波は室内に入り必ず測定される。
この返信で分かる事は、純粋な理論ではなく権威性を信じる人と言う事だ。
少し突っ込んで話をすると、電波や電気などにかなり疎い人であると言う事が分かる。
そして、そんな人が自分で調べる事は、妄想を深めて自滅する事を意味する。
恐らく、総務省の人は周波数ではなく「出力」と言っていたと推測される。
総務省の人が言ったとされる「周波数」を「出力」に直すと何の矛盾も無くなる。
例えば7つ目の返信
”総務省の方は『航空関係の割り当てにもこの周波数を使用している。それ程強い周波数であある』と仰っていました。”
これは、私が回答でも書いていた航空無線の航空標識の事をいっていると思うのだが、総務省の人は「その周波数は航空無線(航空標識)に使われるほどの強い出力」と言っていたのだと思う。
こした状態に陥ってしまった人によくある傾向なのだが、相手が「出力」と言っていても、記憶には気にしている「周波数」として残ってしまうケースは少なくない。
なのでこうした人の記憶は、このように補正して別の視点から検証する必要がある。
過去の相談者や依頼者とのやり取りから推測すると、100%に近い確率で相手は女性だろう。
これは女性を蔑視している訳ではないのだが、男性なら最低限の理論知識があるのでこうした流れにはならないのだが、女性は意外と最低限の基礎知識すら持っていない人が多く、話が全く噛み合わない人は珍しくも無い。
最もかみ合わなかった人にこんな人がいた。
テレビ局の電波が自分の部屋を通る時に、自分の姿を写して隣の家の人に見られている。
電波知識が少しでもある人には意味不明の話だが、この人は電波を「影絵」として考えていたのだ。
もうこうなると、電波の基本概念から違っているので、基本概念から補正して行かなければ、この人の言う電波が「影絵」である事にまでに辿りつけない。