今日、花の球根を買いに園芸ショップへ行く途中に、野良の子猫に遭遇した。
私が座って人差し指を子猫に向けるとクンクン。
とりあえずご挨拶は出来た。
お尻を見るとタマタマが無いので雌、しかも黒猫で生後3ヶ月程度だ。
しかも人を怖がらない。
体はかなり痩せているし、後ろ髪を引かれるようなか細い声で鳴く。
条件ピッタリだし、もう直ぐ冬だし、お、お、お持ち帰りしたい~!
今の猫達がいなければ、間違いなくお持ち帰りしただろう。
しかし、その子猫は右目が涙目だったので感染症に掛かっているご様子。
連れて帰れば家の子にも感染するかもしれない。
動物を飼う時は、最後まで面倒を見るのは言うまでもないが、今いる子を守る責任もある。
拾ってやりたいが、家の子を病気の危険に晒す事は出来ない。
断腸の思いでその場を後にしたのだが、あのか細い声でミャーミャー言ってる。
振り返ると、お行儀良くお座りしてこっちを見て鳴いてる。
あ~、お持ち帰りしたい!
しかし、心を鬼にしてその場を去った。
そして園芸ショップで球根を選んでいる時に、感染症を治してから家に入れる方法をあれこれ考えていた。
バイト先の事務所で治療しながら飼い、治療後に家に入れる手がある。
バイト先の人は皆動物好きだ。
家賃を長らく免除しているので、社長も断りにくいだろうし、社長自体が無類の動物好きだ。
バイト先の事務所は私の家なので世話は私が出来る。
これしかない。
帰りにいればその作戦で行こうと心に決めて帰途に着いたのだが、もういなかった。
縁が無かったと言う事か。
縁があればまた会えるだろう。
家に帰ると二匹でお出迎え、そのまま一緒に屋上まで行き一緒に農作業。
私は球根を植え、猫達は植えた球根の横に穴を掘って肥料を投入していた。
これぞまさしくオーガニック。