先日、とくダネで放映されていた錯覚図形が面白い。

それがこれだ。

https://gunosy.com/articles/RX4oY

 

12個の点が、格子状の模様が重なると視点をあわせた所の4つの点しか見えなくなる。

 

これは錯覚と言うより補完の部類の現象だ。

 

実は人間の視点と言う物は、視点を合わせた時に見える4つの点を結んだ四角の範囲しか、ハッキリと見えていないのだ。

その視点以外の範囲は、脳が周りの情報から推測して、補完されて見えている。

 

もう少し詳しく説明すると、物をハッキリと見る事が出来る錐体細胞は黄斑の周辺に集中している。

その錐体細胞で見ている所は点が見えるが、桿体細胞領域ではぼやけて見えている。

そのぼやけて見えている所が補完されるのだが、点は線に隠れて見え難いので点まで補完されず、消えたように見える。

 

それを別の言い方をすると、普段ハッキリと見えていると思っている世界自体が、錯覚の世界でもある。