趣味でイチゴを栽培を始めて数年、毎年うどん粉病対策に悩まされて来た。
最初は薬剤散布すれば良いと思っていたのだが、数種類の薬剤を使用したが殆ど効果は認められず、木酢液や竹酢液やアルコールなどを散布したりもしたが、然程の効果は認められなかった。
特に果実に付いたうどん粉病は強敵だった。
その中で効果的だったのがUV-Cの1分照射だが、葉が生い茂った状態で葉の裏側までまんべんなく1分照射するのは困難だった。
しかもそれを全てのイチゴに施すとなると気の遠くなるような作業だ。
そこで、うどん粉をじっくり観察すると、木酢液などを散布してもうどん粉の粉ではじかれている様に見える。
ならば、うどん粉の粉を落としてやればよい。
そこで、イチゴに付いたうどん粉をハケを使って木酢液で洗い落としてみた。
これはかなり効果的だった。
が真っ白なうどん粉で覆われて真っ白になっていた小さな果実に、10倍希釈の木酢液を噴霧してからハケで表面を傷つけないように優しく擦り、うどん粉が見えない程度まで落としてから再度木酢液で洗い流す。
そうしてうどん粉を落とした果実は、うどん粉の再発も無く大きく育った。
また、ランナーに付いたうどん粉も同様の方法で再発が抑えられた。
但し、10倍希釈を葉に散布すると、新芽が黒く枯れる病害が出たので、葉への散布は10倍希釈では強すぎると思われる。
今は竹酢液を使用している。
理由は臭いだ。
木酢液はかなり強烈な臭いがするが、竹酢液は木酢液に比べてマイルドだ。
果実に使用した場合、木酢液は臭いが残るが竹酢液は然程臭いが残らないので、竹酢液を使用している。
今年は週に一度、自作の「えひめAI-2」を霧吹き散布している。
その効果なのか、うどん粉病の発生は現時点では去年に比べて8割程度少ないので効果が認められる。
但し、発生してしまったうどん粉病に対しての効果は然程認められないので、あくまでも予防に効果があると思われるのだが、木酢液と同じ様にハケを使ってえひめAI-2でうどん粉を落とすと、木酢液と同じ効果が認められた。
また、えひめAI-2では薬害は今の所出ていないので、竹酢液より「えひめAI-2」を使った方が良いのかも知れない。
今年は何株か水耕栽培にしてみた。
2種類のプランターで試している。
一つはこれ。
このプランターは二重構造になっていて、水を吸い上げるタイプだ。
これは園芸ショップで400~500円程度する。
もう一つはダイソーで100円で売られているこれだ。
下の皿と二段構造になっていて、上の部分が皿の中に突出して土に直接水を吸わせるタイプだ。
これらのプランターのタンク部分に液肥を入れて育てている。
使った感想は、ダイソーで買った100円の商品の方が良い。
理由は雨だ。
私は屋上で育てているので屋根が無い。
園芸ショップで買った二重構造では、雨が降るとタンクが水で溢れてイチゴの根が水没してしまう。
これでは発見が遅れたら根腐れを起しかねない。
対して二段構造の場合、水の注ぎ口が下にあるので雨が降って水が溜まっても、注ぎ口までしか水位は上がらない。
これは大きな違いだ。
なので、今後水耕栽培の主力はダイソーのプランターを使おうと思う。