今日は九の市、豊国神社までの参道に市が立つ日。
年末の買い物を兼ねて姉の気分転換を兼ねて行って来た。

しかしまあ、何時行っても凄い賑わいだ。

「怪しい干し椎茸屋さん」は怪しさ倍増! その近くにこれまた怪しい乾物屋が増殖していた。

参道を歩いているとチリンチリンと鐘が聞え「ボン」と言う音が聞える。
ポン菓子屋さんの音だ。

こうした市は風情があって好きだ。

野菜を売っている所に行くと、柔らかい柿と書かれた札を見つけ、「それ、だら柿?」と聞くと「だら柿だよ」と言うので5個200円で購入。

その柿を持ってお好み焼きやで順番待ちをしていたら、後ろで並んでいたオバサンが「それ、だら柿?」と聞くので、「そこで買っただら柿」と答えた。

するとそのオバサンは「まだあるかな~」と言って「だら柿」を買いに行った。

暫くして大きな袋を抱えてそのオバサンが戻って来た。

「あったあった、2皿も買っちゃった! そんでね、300円にまけてもらったの」と嬉しそうに話していた。
それから延々と「だら柿」の話を楽しげに姉としていた。

そのオバサンは、今夜は「だら柿」で晩酌だそうだ。

姉には良い気分転換になったようだ。

姉が「だら柿」の話しに花を咲かせている間、私は後ろの苗屋と椎茸栽培について意見交換していた。

九の市はこうした会話が出来るのも魅力の一つだ。