相変わらず被害妄想の家族を抱えた人からの相談が舞い込んでいる。

そうした相談で思う事は、「もっと早く気付けばそんな事にはならなかっただろうに」と言う事だ。

多いのは「見逃された躁」だ。


「うつ病とかの病的な症状は出ていない」と言う人は多い。
そこが問題だと私は思う。

心の病と言えば、イメージするのは「うつ病」と言う発想。

相談内容を聞いているだけで「躁」の可能性が見えるのに、「躁」の症状を「健康的で活動的な人」とか、多弁多考を「弁が立つ人」と言った言い回しをする場合が多い。

躁病の症状の認知度が低過ぎるように思う。


また対応策を聞かれて、家庭環境の改善を奨めても家庭には問題が無いと思っている人も多い。
家族にその自覚が無いから、被害妄想に陥っている事を理解出来る家族は意外と少ない。



被害妄想には、恐らく食生活も関係していると思う。
認知症や精神疾患は脳の糖尿病だ。

ストレスによる血糖値の上昇で、血流が悪くなる事で脳細胞がダメージを受ける事で精神疾患に陥る。
油物や肉が主体の食事や、スナック菓子ばかり食べていれば血流が悪くなり、ストレスが追い討ちをかける。

飲料水も糖分が多い物が多い。

そして運動不足も血流を悪くする。



そうした所を改善しなければ再発は目に見えていると思うのだが・・・