先日ケムトレイルについての質問の電話が来た。

ケムトレイル、正式名称はケミカル・トレイルと言うのだが、これも妄想と無知の産物でしかなく、単なる飛行機雲でしかない。


質問者に「ではケムトレイルと飛行機雲の違いは?」と聞くと、「飛行機雲は直ぐ消えるがケムトレイルはなかなか消えない」と言う。
どうやらそれもネットで調べた事を口にしているだけのようだ。


「飛行機雲は直ぐ消えるがケムトレイルはなかなか消えない」
実に馬鹿げた話だ。

飛行機雲が直ぐ消える場合と、何時までも残る場合が有る事を知らないだけである。

雲が残るか直ぐ消えるのかの違いは、上空の水蒸気の量で変化する。

上空に水蒸気が多ければ何時までも飛行機雲は消えず、上空に水蒸気が少なければ飛行機雲は直ぐ消える。

また、湿った空気と乾いた空気の境目では、点線のように飛び飛びで飛行機雲が残る場合もある。

なので、私などは飛行機雲を見て天気を予想する。

飛行機雲が残っている時の転機は下り坂、飛行機雲が直ぐ消えれば天気が良好。


まあ飛行機雲が出来る原理を知らなければ、飛行機雲が残ったり直ぐ消えたりするのを見れば怪しいと思ってしまうのも理解出来る。

しかし、飛行機雲のできる原理は小中学生の頃に学んでいると思うのだが・・・