黒猫と灰猫が追いかけっこをして遊んでいたのだが、まず黒猫が私の部屋に飛び込んで来てカーテンの後ろに隠れる。

隠れた頃に灰猫も飛び込んできて、部屋を見渡したと思うと黒猫の隠れている所に行き、黒猫に猫パンチを食らわせて逃げて行く。

暫くしてから黒猫は灰猫を追いかけて「ニャオニャオ」言いながら部屋を出て行く。

すると今度は灰猫が部屋に飛び込んできて、本棚の隙間に隠れる。」

暫くすると黒猫が飛び込んできて、灰猫を見付けて猫パンチを食らわせて逃げて行く。

その後を追って灰猫が「ミャーミャー」言いながら出て行く。


そんな事を延々と繰り返している。


これって、猫のかくれんぼなのか?


見ていて面白いのが、黒猫は何かの後ろなど見えない所に隠れるのだが、灰猫は何かの隙間に入るの何処からでも見えるところに隠れる。


やはり灰猫は天然なのか?



しかしこの灰猫、写真写りが悪い。
実物は結構可愛いのに、写真を撮ると凶悪な顔に映ったりする。

その理由を考えてみた。

恐らく灰猫の目の周りの毛のだろう。

こいつの毛は密集して生えている。
どんなに毛を掻き分けても地肌が見えないほどモコモコに生えている。

目の周りも同じ様にモコモコに生えているので、目の周りに影が出来る。
その為凶悪な顔に映ってしまう。

黒猫は影が出来ても元々黒いので分からない。

もう一つは瞳にもある。

同じ光量でも黒猫の瞳は丸く、灰猫は蛇のように縦長になる。

黒猫は屋外以外は丸い瞳で、灰猫は真っ暗な時以外は縦目になっている。

そんな所が写真写りの違いなのだろう。