昨日と今日は太閤祭りだ。

太閤祭りは、毎年気合の入ったお姉さま方が出没なさるのだが、昨日も普段は見かけない名古屋嬢が出没していた。

まあ名古屋嬢と言っても多分メッキ系、いやパチモノか?

元々名古屋嬢と言うのは名古屋のお嬢様の意味で、基本的には金、椙、淑の3つの女子高出身者で無ければ名古屋嬢とは呼べない。

その最高峰の金の付く女学校で、中学から大学まで一貫して金の付く学校に通った者を「純金」と呼び、高校から入学した者を「18金」、大学及び短大から入学した者を「メッキ」と呼ばれている。

そうしたお嬢様方のゴージャスなファッションが取り上げられて、真似しているのがパチモノ。

何処が違うかと言えばゴージャスさに品が無い。
どう見ても、どこぞのチーママにしか見えない。


昨日お目にかかった名古屋嬢?も、しっかりと盛り付けられた頭に名古屋巻き、盛られた頭は名古屋城の金鯱さながらに金色に染められ、まぶたで持ち上げられない付けまつげ・・・

その盛られた頭がはしゃぎ過ぎた為か傾き始めて落城寸前・・・・気付いてないのだろうか?


昭和一桁生まれの「純金」は、一クラス分知っているが、歳を取ろうと質素な服を着ようと全身からかもし出される気品。

あの気品はどうあがいても出せないだろうな。

なんと言うか、見てくれではなくスピード感と言うかリズムが違う。
その人のが醸し出す空間のリズムが、日舞とか神楽のようなリズムと言うか、ゆったりとした流れの中にも凛とした空気があると言うか、その人といるとそんな空気に包まれる。

そんな雰囲気を持った人はもはや絶滅危惧種なのかも知れない。

10年程前に大発生していたレディースのお姉さま方も、もはや絶滅危惧種なのだろうか?
私が高校生だった頃にいた「スケバン」はすでに絶滅してしまったみたいだ。

大学の事の「ハマトラ」とか「ニュートラ」とかも絶滅してしまったのだろうか?

ボディコンのお姉さま方も・・・

そう言えば、家内も昔はボディコンだったよな。

そうか、絶滅したのではなく変形したのか?
蛹が蝶になる様に、昔マチルダ、今はドムって奴だな。