安城の連続放火の容疑者が捕まったニュースを見て、20年ほど前に私が住んでいた県営住宅で起きた連続放火事件が重なって見えた。

あの時の犯人は、私の住んでいた県営住宅の同じ棟の三軒?隣の住人だった。
しかも、同じ愛知県の県営住宅だがら造りも同じ。

まるであの時の映像を見ているかのようだった。


あの放火事件はとても複雑な記憶として残っている。

犯人が逮捕された事で事件は結末を迎えたのだが・・・

犯人は父親と二人暮らしで、逮捕されて拘留中に父親が亡くなった。

息子しか身寄りが分からず、葬儀をどうするか等、住民で話し合い、団地で葬儀を行なった。

放火で散々迷惑をかけられたのに、何故葬儀までやらなければいけないのか?と言う気持ちと、事件とは関係なく身よりも無く亡くなった父親を哀れと思う気持ちで、住人の気持ちは揺れていた。

結末まで似なければ良いが・・・