先日新手のスキミングによる偽造カードのニュースが報じられていた。
セブン銀行のATMのカード挿入口にぴったりと合わせたカードスキマーが取り付けられていたと言う。

なんともまあお見事な手口なのだが、どんな挿入口でも入れやすいようにテーパー状に凹んでいるが、このスキマーは挿入口がテーパーになっていない。
今までに取り付けの被害に遭ったATMは新生銀行、シティーバンク、そして今回のセブン銀行と言う事らしい。
また、カードスキマーだけでなくカメラも取り付けられており、暗証番号も取られて偽造カードを作られて現金を引き出されてしまうそうな。


これも冷静に見ると違和感がある。
私の記憶が間違っているのかもしれないが、こうしたパンフ入れとかって、左側に付いていなかったっけ?
右側にこんな物があると操作の邪魔だと思うのだが・・・
こうした事を考えると、手口に気付くポイントは「利便性」か?
犯人は防犯カメラの映像から外国人グループの可能性が高く、偽造カードの被害に遭った人は国外でお金を引き出されていたと言う。
このニュース、ここまでだけなら有益な情報なのだが・・・
そのニュースの中で2003年のニュースも取り上げていたのだが、これはいかがな物かと思う。
それは2003年にカード情報を読み取られて、現金を引き出される被害があったというニュースだ。
その中で「キャッシュカードの入った財布に近付けて情報を読み取る機械が使われていました」と言うナレーションが入りCGで作られたイメージ画像が流れていたのだが、これは甚だ疑問だ。

これは当時から眉唾物と思っていると言うか、あり得ない誤情報だと今でも思っている。
キャッシュカードは基本的に2種類ある。
一つは磁気カード、もう一つはICカードある。
ICカードには「接触式」と「非接触式」があり、クレジットカードやキャッシュカードで使われているのは「接触式」のカードで、非接触式のカードはSuicaやFeliCa などのバスや鉄道系のカードや電子マネー系のカードである。
この非接触式のカードと接触式カードの構造的違いは、接触式には情報をやり取りするアンテナが組み込まれている事だ。
非接触式のスキマーで送受信のアンテナを持たないICカードから情報を得る事はできない。
更に言えば、非接触式のICは読取装置から発信される電波を電気に変えて電力を得るのだが、アンテナの無い接触式では送信する電力すら無い。
磁気カードも接触式ICカードも接触させなければスキミングは物理的に出来ない。
出来るとすれば非接触式のICカードなのだが、今でこそ電子マネーも普及しているが、当時はまだで初めの頃で然程普及もしていなかったし、非接触型のキャッシュカードやクレジットカードなど無かった頃だ。
つまり、接触型のICカードと接触型の磁気カードを、非接触型のカードリーダーで読み取ったと言う事であり、カセットテープを聴くのにヘッドが接触していなければ聞けないのと同じ様に、それは物理的に不可能なのだ。
しかもその犯人が捕まったという情報は耳にしていない。
私の記憶では、カードが手元にあるのにカード情報が取られ、その方法論として何処かの専門家が「非接触式のカードスキマー」を持ち出して紹介されていた記憶がある。
溢れる情報の中で、その真偽を見極める事も必要だと思う。
セブン銀行のATMのカード挿入口にぴったりと合わせたカードスキマーが取り付けられていたと言う。

なんともまあお見事な手口なのだが、どんな挿入口でも入れやすいようにテーパー状に凹んでいるが、このスキマーは挿入口がテーパーになっていない。
今までに取り付けの被害に遭ったATMは新生銀行、シティーバンク、そして今回のセブン銀行と言う事らしい。
また、カードスキマーだけでなくカメラも取り付けられており、暗証番号も取られて偽造カードを作られて現金を引き出されてしまうそうな。


これも冷静に見ると違和感がある。
私の記憶が間違っているのかもしれないが、こうしたパンフ入れとかって、左側に付いていなかったっけ?
右側にこんな物があると操作の邪魔だと思うのだが・・・
こうした事を考えると、手口に気付くポイントは「利便性」か?
犯人は防犯カメラの映像から外国人グループの可能性が高く、偽造カードの被害に遭った人は国外でお金を引き出されていたと言う。
このニュース、ここまでだけなら有益な情報なのだが・・・
そのニュースの中で2003年のニュースも取り上げていたのだが、これはいかがな物かと思う。
それは2003年にカード情報を読み取られて、現金を引き出される被害があったというニュースだ。
その中で「キャッシュカードの入った財布に近付けて情報を読み取る機械が使われていました」と言うナレーションが入りCGで作られたイメージ画像が流れていたのだが、これは甚だ疑問だ。

これは当時から眉唾物と思っていると言うか、あり得ない誤情報だと今でも思っている。
キャッシュカードは基本的に2種類ある。
一つは磁気カード、もう一つはICカードある。
ICカードには「接触式」と「非接触式」があり、クレジットカードやキャッシュカードで使われているのは「接触式」のカードで、非接触式のカードはSuicaやFeliCa などのバスや鉄道系のカードや電子マネー系のカードである。
この非接触式のカードと接触式カードの構造的違いは、接触式には情報をやり取りするアンテナが組み込まれている事だ。
非接触式のスキマーで送受信のアンテナを持たないICカードから情報を得る事はできない。
更に言えば、非接触式のICは読取装置から発信される電波を電気に変えて電力を得るのだが、アンテナの無い接触式では送信する電力すら無い。
磁気カードも接触式ICカードも接触させなければスキミングは物理的に出来ない。
出来るとすれば非接触式のICカードなのだが、今でこそ電子マネーも普及しているが、当時はまだで初めの頃で然程普及もしていなかったし、非接触型のキャッシュカードやクレジットカードなど無かった頃だ。
つまり、接触型のICカードと接触型の磁気カードを、非接触型のカードリーダーで読み取ったと言う事であり、カセットテープを聴くのにヘッドが接触していなければ聞けないのと同じ様に、それは物理的に不可能なのだ。
しかもその犯人が捕まったという情報は耳にしていない。
私の記憶では、カードが手元にあるのにカード情報が取られ、その方法論として何処かの専門家が「非接触式のカードスキマー」を持ち出して紹介されていた記憶がある。
溢れる情報の中で、その真偽を見極める事も必要だと思う。