趣味と食育を兼ねた屋上菜園だが、色々な事が分かった。

趣味とは、一つには栽培だが、もう一つは研究である。

研究と言っても大した事ではない、恐らく予めネットで調べれば分かる事だろう。
しかしそれでは面白くない。

すでに分かっている事でも、自分が知らない事は自分で見出し、調べて考えたい。
それが何より楽しいし、下手なTVゲーム等しているより何倍も楽しい。

すでに知られている事でも、自分が知らなくてそれを見出した時は感動に近い物があるし、常に考えていると街で偶然見かけた物がヒントになったり、全く関係が無いと思っていた物の中に答えが見付かったりで、毎日が楽しくなる。



ペットボトル栽培で2Lのペットボトルに土だけ入れて育てた物と、水耕栽培した物、水耕栽培も900mlのペットボトルに多めに土を入れた物と、少なめに入れた物を同時期に植えて成長の違いを見た。

すると、多めに土を入れた物と土だけを入れた物の成長にはあまり差は無いが、少なめに土を入れたものは明らかに成長に違いが出た。

2lのペットボトルと900mlで少な目の土の成長の違い。
$探偵が見た心の問題

900mlで多目の土と少な目の土の違い。
$探偵が見た心の問題

この成長の違いは根と水にあると思われる。
$探偵が見た心の問題

土が多目のレタスは、土の中で根が詰まっているが土が少な目のレタスは土の中での根は然程張っておらず、水の中に根が伸びている。
しかし、土が多いレタスは水の中に根は然程伸びていない。

水耕栽培なので栄養は水から吸収されるはずなので、水の中の根がしっかりしている土の少ないレタスの方が成長が良い様に思われるのだが、水の中の根がしっかりしている法の成長が悪い。

水の色にも注目だ。
土の多いレタスの水にはアオコが発生しているが、土の少ないレタスの水にはアオコがあまり発生していない。

アオコが発生していれば、養分を奪われ成長が悪くなると考えられるのだが、アオコが発生している方が成長が良い。

双方ともに、最初に液肥入りの水を入れてから追肥は行なっていない。

葉の色も異なる。
同じ様に陽に当っていたのだが、土の多い方は色が濃く、土が少ない方は色が薄い。
何故このような違いが出るのかを考えるのが楽しい。

アオコの発生の違いに関しては、一つ考えられる事がある。
土の多い方は、上段日がすぐ抜けたが、土の少ない方の上段部はしっかりはまり込んでいて簡単に抜けなかった。

つまり、土が多い方の下段部には空気が入りやすく、土が少ない方の下段部には空気が入り難かったと考えられる。

その流入する空気の違いがアオコの発生の違いと考えられる。
アオコが発生すれば光合成で酸素が供給されるが、アオコが発生しなければ酸素が供給されない。

成長の違いは根の酸欠か?

まあこれも一つの可能性として留めておこう。