昨日は大学時代のクラブの1975年入学組みの先輩達の同期会に76年、77年入学組みが招かれる形のOB同窓会。
私は77年組みで最年少になる。
会場は、先輩OBで地元でDJをやっている人の店を貸切で行われた。
OB会で亡くなられている人は3人、その内2人が75年組みだ。
音楽系のクラブなので、宴会が始まるや否や、次々とギターを片手に歌いまくる。
しかし、誰も何も言わずに亡くなった人が歌っていた歌や、無くなった人が好きだった歌を歌っていた。
ある先輩が亡くなった先輩の歌っていた歌を歌っていた時、途中で歌詞を間違えて歌を詰まらせていた。
それを見た私は、多分「亡くなった先輩も来ているんだな」と思えた。
その歌詞の間違い、詰まらせ方、聞き覚えがある。
亡くなった先輩がコンサートの時に間違えて詰まらせていた所と同じ所を同じように間違え、同じ詰まらせ方をしていた。
2次会のカラオケの時も、最後は昔皆で歌った曲。
選ばれたのは、亡くなった人が歌っていた曲や好きだった曲。
それは若くして亡くなった先輩への同僚達の暗黙の追悼なのだろう。
死しても共に過ごした事や存在を忘れない、そんな素敵な先輩達と過ごす時間は素敵な時間に感じられた。
集まったメンバーの中に、私がバンドと言うか一緒にグループを組んでいた先輩が2人来ていた。
そして33年ぶりに私は当時のハーモニーの中にいた。
何だろう、この懐かしく安らげる音の振動は・・・
耳から聞えてくる歌声と、肌から伝わる振動がとても心地良く、共にそのハーモニーを奏でられる喜び。
今まで音信普通だった先輩の消息も分かり、その先輩と仲の良かった先輩が電話で「元気でやっているか?」との質問に「お前の声が聞けて元気になれた」との答え、その答えに泪する先輩。
何と言う素晴らしい先輩達なのだろう。
また、先輩に今まで知らなかった曲名を聞けて、30年間謎たった曲名が分かり、とてもすっきりした。
家に帰って早速youtubeで検索すると、原曲が出て来た。
私の人生の応援歌だ。
いくつも時代が過ぎていた
はがゆさばかりを後に残して
誰も傷つきはしなかったけれど
誰もが痛みを甘えを知った
夢は色あせていく僕は年老いていく
でもまだへこたれちゃいない
夕陽を追いかけていく 奴の歌が聞こえる
もう引き返せない
あの日僕らは手作りの船で
夜明け前に海へこぎ出した
波は高く霧は深く水平線は遠く隠された
夢は色あせていく僕は年老いていく
でもまだへこたれちゃいない
夕陽を追いかけていく 奴の歌が聞こえる
もう引き返せない
さあ次に皆が揃って会えるのは何年後だろう?
全体同窓会は4年に一度だから来年か再来年か?
それまで皆壮健で有って欲しいと願う。