予備で使っていたディスクトップPCの調子が悪くなってきたので、XPを再インストールする事にした。
しかし持っているXPはバージョンアップ用なので、一旦前のバージョンであるMEをインストールしてからでないとインストールできない。
そこで裏技を使う。
今入っているXPを消す為に、MEを入れて再起動をかける。
すると、ハードディスクかCDかブートを選ぶ画面が出てくるので、CDを選択する。
するとMEのインストールが始まり、キーボードの選択からハードディスクのフォーマットだとか、大容量サポートだとかの選択後、再起動がはじまる。
その時に、MEをXPに入替える。
すると、XPのインストール画面に持っていける。
その際、一旦CDをMEに入替えなければならないが、指示に従ってXPに入れなおせばMEをインストールする事無くXPを入れられる。
MEをインストールしなくて済む分、時間が短縮できる。
そこで、前回の再インストールの時に保存しておいたサービスパックが役に立つ。
私の持っているXPは初期の物で、サービスパック1より前の物だ。
PCのドライバーソフトはサービスパック3の物なので、XPをインストールしただけでは使えない。
なので、前回再インストールした時に、サービスパック2と、サービスパック3を、USBメモリーに保存しておいた。
XPをインストール後、ドライバーソフトを入れずにサービスパック2をインストールし、続けざまにサービスパック3をインストール、その後にドライバーソフトをインストールする。
因みにサービスパック3は、サービスパック1か2が入っていないとインストールできない。
サービスパック3を入れて、ドライバーソフトを入れ、それから認証を行い、アップデートして行く。
こうすると、と余分なアップデートが無くてインストール時間がかなり短縮できる。
そこから必要なソフトだけインストール。
そこから小規模ネットワークの設定。
時間短縮したといっても、4時間コース。
しかし、時間短縮の方法を知らなかった時は2日は掛かっていた。
この時間短縮の方法は、自分で何度も繰り返して見つけて行った。
最初はMEを最後までインストールして、それからXPにバージョンアップ、それからサービスパック1を入れて、それからサービスパック3に・・・
その途中で、MEが最後までインストールできなくなって、XPどころじゃなくなったり、サービスパックをネットからダウンロードしようとしても、何処からダウンロードするのか分からなかったり、インストールが終わったらハードディスクの使用容量がやたら多かったり、いろいろな事があった。
MEが途中で止まって再インストールできなくなってしまった時は、XPもインストールできずに困り果てた物だ。
しかし、ハードディスクを取り外して、他のパソコンに繋いでハードディスクをフォーマットして中途半端なMEを消して、再挑戦した。
その時に思いつきで試しにやってみたのがこの方法。
MEをインストールしてまた上手く行かなかったら・・・
それなら、途中で入替えてしまったらどうなるだろう?
そこからの発想なのだが、これも最初は再起動が始まってフォーマットが終わってからでは上手く行かないし、フォーマットの途中でも上手く行かない。
何度も何度も試行錯誤して、このタイミングを見つけ出した。
まあ、ネットで調べたらこの程度の事は書いてあるかもしれない。
調べてからやれば時間も掛からず合理的かもしれない。
しかし、私は聞いたり調べて実践するのではなく、自分で見出したいのだ。
その感覚は、クイズに似ている。
分からないクイズの答えを聞くのではなく、クイズの答えは自分で見つけたい。
同じ答えを知るのでも、分からない答えを聞けばスッキリはするが、自分で答えを見つけた時は達成感がある。
私はその達成感が好きなのだ。
試行錯誤して答えを見つければ、何をどうしたら失敗するかも経験する。
失敗すれば、どうしたら戻せるかも試行錯誤の中で経験する。
戻し方が分かれば失敗は怖くは無く、失敗してもすぐに戻せる。
同じ一つの事をするのでも、学ぶ量が桁違いになる。
そして、一回成功したら反省点も出てくる。
その反省点を直せば更に進歩出来る。
真似をするのでは無く、自分で試行錯誤をする。
それが本当の合理化だと私は思う。
今の所、メインで使っているPC以外、Windows 7にするつもりはない。
Windows 7は結構使いやすい。
しかし、Windows XP Professionalには暗号化機能があるが、Windows 7はUltimateとEnterpriseでなければ暗号化機能は使えない。
メインで使っているPCは作業用、データは他のPCで暗号化して保存してある。
別にXPでも不便は無いのでアップグレードする必要も無い。