暖かくなってくると、猫達は屋上にいる時間が多くなる。
涼しい事もあるのだが、隣の広告の電気に虫が引寄せられて来るからだ。
特に灰猫は無視が大好き。
隣のビルの屋上で、蛾を追いかけて走り回り、時折ジャンプして両手でキャッチ!・・・可愛い。
黒猫はそんな灰猫を見守っている。
私はそんな猫達を横目で見ながら、野菜の成長具合を見ている。
平日は仕事なので中々昼に屋上に行けないので、もっぱら夜に屋上に上がっている。
昨日はお休みだったので、朝から屋上で野菜に水をやりながら、野菜の出来を見ていた。
トマトは順調に育っている。
パブリカは現在ピーマン状態。
これから赤や黄色に変わる・・・のだろうか?
胡瓜は順調・・・
地這いか?
すくすくと真っ直ぐに育っているやつもいれば・・・
ひねくれている奴もいる。
同じ兄弟なのに・・・・
しかし、人気があるのはこいつ。
このひねくれ胡瓜が、家族の人気を独占している。
まあ、出来の悪い奴ほど可愛いとでも言うのだろうか?
多分、他の真っ直ぐな胡瓜はただ食べられるだけだろうが、このひねくれ胡瓜は何年も語り継がれる事だろう。
スイカも、かわいらしい身を付けている。
こんなにチビこいのに、一丁前にスイカ模様がある。
そして少し視線を上げると・・・・
黒猫に睨まれていた。
多彩ばかりに気を取られ、黒猫が横にいることを忘れていた。
この後、黒猫はスイカの葉の上でコロンコロンを始めた。
・・・やきもちか?
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都