昨日録画しておいた「ザ・ベストハウス123」を見ていたら、防犯関連の内容だった。
そこで、スマホで盗撮やら盗聴やら出来ると言う内容が紹介されていた。
・・・・これ見て無用な心配する奴が出て来るんだろうな。
まあ紹介されていた事は別段特殊な事でもなく、出来ると言えばできる。
しかし、意味を取り違える人も出て来るだろう。
紹介されていた内容は、位置情報、盗撮、メール盗聴、盗聴、映像データ抜きなど。
まず位置情報だが、番組で写していたような航跡表示なんてさせていたら使っていなくて3~4時間で電池切れだろう。
電話したりゲームしたりしていれば2時間持つかどうか?
理由は簡単、通常の位置情報はメールと同じで、電波を出すのは一瞬だから、然程電池は消費しない。
その為、ポイント表示になる。
航跡表示させる為には、連続通話状態にしないと航跡は取れないから、カタログデータの連続通話時間が最大使用時間になる。
その位置データの取得をインターネットで取得するのなら分かりにくいが、位置情報は外出の情報である為、データ取得は電話回線になる。
通話中にメールの送受信が出来ないのと同じ様に、通話中にデータの送受信は出来ないし、データの送受信中に通話も出来ない。
つまり、ず~っとお話中。
盗撮にしても自動撮影した画像を自動送信すれば良いだけなので然程難しくは無い。
防犯グッズの静止画メール添付型の自動通報システムのプログラムを流用すれば良い。
その添付する静止画をメールに置き換えて考えればメール盗聴も分かりやすいだろう。
まあ、実際にはメール添付ではなくデータを直接送信するのだが・・・
しかしだ、普段携帯は何処に入れている?
ポケット?鞄?
ポケットの中や鞄の中を遠隔撮影した所で何も映らない。
テーブルの上にカメラを上に向けて置いていたら天井しか映らないし、下向けに置いていたら真っ黒な写真が取れるだけ。
取り溜めた写真を盗み見るには、インターネット回線じゃなければ重過ぎて通信時間が掛かりすぎる。
ネット回線はワイヤレスLANが無ければ繋がらない。
盗聴はかなり間違えやすい内容だったと思う。
あれはあくまでもボイスレコーダー機能を使って音声ファイルとして聞くのであって、携帯電話の傍受とは意味合いが違う。
そもそも、アプリが入ってなければ使えないし、知らないうちに変なアプリが入っていれば使っていれば分かるだろう。
こう言った物が紹介されると、普通の携帯でも出来るだろうと拡大解釈するものも出て来るし、これでやられている信じ込む奴も出てくる。
困った物だ。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都