学生の頃にやっていたクイズ の答えやら書くのを忘れていた。
「音韻修復 」を理解するのに役立ったのがこのクイズ。
まずはクイズの前にこのリンク先の動画を最初は目を開けて見る。
次に目を閉じてもう一度聞く。
すると、同じ動画なのに聞える発音が異なる。
この映像は、「ダ」の発音の映像に「バ」の音声が合成してある。
なぜ、ダの発音の映像にバの音声が合成してあると、こうした現象が起きるのか?
それを理解し易くしてくれたクイズがこれだった。
ポパイは2、オリーブは1
これ基本形。
ではブルートは幾つ?
ブルートは1。
これは一つの単語や文章の中に、口を閉じなければ発音出来ない文字(破裂音)が幾つあるのか?と言う趣旨に気付かなければ訳が分からないクイズだ。
つまり「ま行」「ぱ行」「ば行」の文字の数なので、山口百恵は3になる。
感覚が理性に与える影響を理解しやすくしてくれたクイズがこれだった。
ビーカーに細胞を一つ入れる。
その細胞が2つに分裂するのに2分掛かる。
そしてビーカーに一杯になるのに1時間かかった。
では、細胞を2個から始めると、ビーカーに一杯になるのにはどれだけ掛かる?
答えは59分。
細胞が二つに分裂するのに1分掛かるという事は、1分後と二つから始めるのは同じ事なので、60-1=59分になる。
これが、意外と30分と答える人が多かった。
大半が大学生だったのだが、59分と答えられたのは2割もいなかった。
中には「絶対に納得がいかない」と食いついて来た国立大学生もいた。
頭の中で考えている事を言い当てられた時の反応を理解するのに役立ったクイズがこれ。
まず、1~10までの数字を一つ頭に思い浮かべて下さい。
その数字に2をかけて、それに4を足して、それを2で割って、そこから最初に思い浮かべた数字を引くと、答えは2。
絶対2になる!と思う人は、もう一度1~10までの数字を一つ頭に思い浮かべて下さい。
その数字に2をかけて、それに8を足して、それを2で割って、そこから最初に思い浮かべた数字を引くと、答えは4。
こうやって文章にするとつまらないが、これを口頭で友人等にやってみると面白い。
反応的には「え~?何で分かるの?」と言う人と「必ず2になるようになってるんでしょう」と言う2種類に分かれる。
そこで次は4と言う答えにさせると、「必ず2になる」と言っていた人も頭を捻り始める。
次は答えを3が出るようにしたり、5が出るようにしたりすると、目が点になり始める。
今まで、このクイズを千人を超える人に行ったが、X/2と言い当てた人は2人しかいなかった。
Xとは足す数で。答えは必ずX/2になるので、4を足せば2になり10を足せば5になり、8を足せば4になる。
このクイズで面白いのは、足す数を毎回変えているのに、そこにトリックが有る事に気付く人は皆無に近かった事だ。
このデータが一番役に立ったのが、ワンクリック詐欺や振り込め詐欺の「信じ込ませる手口」の心理分析であり、霊感商法やカルト宗教のマインドコントロールの心理分析にも大いに役立っている。
学生の頃にやっていたこうしたクイズが、今では私のデータベースにもなっている。
千人を超える人に行ったと言うと、信じられないかもしれないが、実際には数千人程度には行っている。
その秘密は私の学生生活にある。
大学1年~3年までは休み中はユースホステルでヘルパーをやっていた。
なので、夏は1ヶ月~1ヵ月半、冬は2週間、春は2ヶ月、ユースに来る客を楽しませる為に毎晩やっていた。
そして4年(22歳)~中退して26歳まで、冬はシーズンを通してスキーツアーを企画し(学生企業家だったので)、夏は海水浴ツアーや沖縄ツアーを企画して客を集めてそのスタッフとして同行し、客を楽しませる為にこうしたクイズをやっていた。
その為膨大な人にこうしたクイズを行う事ができた。
大学は中退したが、こうした経験は今となっては大学の学位より貴重な物となっている。
この外にも色々と心理テストなる物をやっていた。
そのネタの大半は、心理学部にいた彼女や先輩から教えてもらったものだった。