アルバイトで色々な現場に行くと、面白い事に気付く。
工事現場は色々な業者が入り、それぞれの仕事を行う。
その業者同士で笑いあったり、話をしたり、和気藹々とした雰囲気の現場もあれば、業者同士があまり話しをせず、自己主張し合っている現場もある。
書の違いは何処に有るのだろうか?
一つに、業者の数の問題がある。
業者の数が少なければ、和気藹々として雰囲気になり易く、業者の数が多くなれば自己主張に走りやすい傾向がある。
しかし、業者の数が多くても、和気藹々とした雰囲気を作っている現場もある。
そこでは朝礼の時にある事をしている。
それが「肩揉み」だ。
ラジオ体操が終わると、業者毎に一列に並び、前の人の肩を揉み、回れ右して今度は揉んで貰った人の肩を揉む。
朝礼で、この肩揉みを導入している現場は、業者の数が多くても揉め事が少なく、気軽に声を掛け合う傾向がある。
相手の体に、触り触られる事が、コミュニケーションにおいて如何に重要であるかを、目の当たりにする事が出来る。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都