京都大学の入試問題をYahoo知恵袋に投稿して、威力業務妨害で逮捕された少年。
まあ不正は良くないが、私的には一定の評価はしている。
その評価とは、専門化が雁首揃えても断定出来ない手口を使った事。
その発想力は評価できる。
その発想力を、もっと別の事に使い、伸ばして行けば大成出来ただろうに、もったいない事をした物だ。
しかし、TVに出てくる専門家も、携帯電話のテキスト変換だとか、写真を送付しただとか、ワイヤレスカメラを使っただとか、何か発想が貧弱なような気がする。
それらの方法は、どれも何処かに無理がある。
写真を撮る時の音だとか、写真を写す時の姿勢だとか、ワイヤレスカメラに至っては、そんな試験会場で使うのはまず無理。
あまり自慢できる話ではないが、私が在学中に使ったカンニング手法の発展バージョンなら可能かもしれない。
まあ、私の在学中はまだ携帯等という便利なものも、ネットと言う物も無かった。
使ったのはウォークマン。
回答を録音したテープウォークマンを腰ベルトに装着し、イヤホンを服の中から左手の袖を通し手首の所で止める。
そして「ほうづえ」を付く形で聞く。
この応用で、電話を通話状態にしてイヤホンマイクを左手の袖に通し、問題を小声で読み上げれば、気付かれずに問題を外部に伝える事は可能だろう。
実際、問題をつぶやきながら読んでいる奴や、「違う」と小声でつぶやいたりする奴もいた。
そして通話の相手が知恵袋に投稿して、得られた回答を教えればよい。
そして、音声通話なら細かいやり取りも難しくない。
問題は、共犯者だ。
予備校生同士で、カンニングの協力をするのは少し考え難い。
一番可能性があるのは、受験者と同等の利益を得る人。
例えば、モンスター直哉とか・・・・・・・・
これはあくまでも可能性の話。
まあ、捜査が進み手口やら協力者やらが判るのも時間の問題だろう。
どんな手口を使ったのか、仕事柄非常に興味がある。
ちなみに、ウォークマンを使ったカンニングのテスト、バイトで講義をサボっていたので教科書ノート持ち込みOKなのを知らず、無駄な努力だった。