先日ニュース番組で子供手当ての使い道の取材をやっていた。


サッカー教室で毎月3万数千円、それで子供手当てが減額になると厳しいとか、スケート教室にお金を使っているので、減額になると厳しいとか。


しかし、私の子供の頃はそんな物は無かった。


私も小学生の頃はサッカーをやっていた。

クリスマスプレゼントでサッカーボールをもらった時は嬉しかった。


でも、サッカーをする設備も無ければ、場所も無い。

とにかくボールを蹴れる場所を探して、刈り取りが終わった田んぼでサッカーをしていた。


無ければ無いで工夫していたものだ。


習い事でお金を払ったと言えば、高校の頃に柔道の道場に通っていた時に支払っていた月謝だ。

それは、自分のバイト代で払っていた。

で、月謝を免除してもらう為に、家に帰ってからもトレーニングして、高校の柔道部にも出張練習に行き、段を取って子供の部を教えて、試合にも出るようになって月謝免除。


大学の頃にはスキーにはまった。

しかしスキーをするにはお金がいる。

交通費から宿泊代、そしてリフト代、バイトだけでは何度も行ける物ではない。


だから、自分でツアーを組んで旅行物社の真似事を始めた。

旅行会社の主催を取り、企画として旅行社の中に机を借りて客を集めた。

スキーツアーを自分で組めば、ツアー代金も不要だし、沢山客を集めれば利益もかなり出る。

そしてスタッフにはリフトの無料パスがもらえるので、シーズン中はスキー三昧。


今考えれば「無ければ工夫する」それが自営の原点になっている。



今の時代、何か恵まれすぎているような気がする。

サッカーやスケートを習っていても、大成するのはほんの一握り。

ほとんどの人が諦める事になるだろう。

しかし、諦めるにしても、そこから何かを学べればいいのだが、恵まれた環境が当たり前に思っていたら、恐らく何も学べないだろう。





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