カセットウォークマンが販売終了になったと言うニュースを聞いた。
まあ時代の流れからすると当然の事なのだろうが、ウォークマンにはお世話になって来た。
初代ウォークマンを買ってから二代目ウォークマンからカセットケースタイプのウォークマンまで買った。
しかし、一番好きだったのが初代ウォークマン。
最初に買った初代ウォークマンが壊れてから、中古品を探してその後も2台買った。
初代ウォークマンで一番好きだったのが、左右のボリュームが分かれていた事。
当時はバンドを組んでいたので、楽器のパートをコピーする時自分のパートの楽器の音が良く聞こえる方の音量を上げてコピーする為に使っていた。
イヤホンジャックも二つ付いていたので、バンドのメンバーと一緒に聞きながら曲を覚える事が出来た。
下宿していた時は、下宿の仲間とウォークマンをベースアンプにつないで、音楽を聴いたものだ。
そのカセットウォークマンが販売終了したと言うニュースを聞いたとき、自分の青春時代も終わったような、何やら寂しい気持ちがした。
まだ、デジタル変換していないカセットテープが200本はある。
もう10年以上聞いていないカセットなので捨てるか?
しかし昔は音楽が無い世界なんて考えられなかったのが、今では音楽はほとんど聴かない。
コレも、年を取ったって言う事なのだろう。
今週末は昔の音楽仲間に会える。
大学時代のクラブ同窓会があり、70名ほど参加する。
クラブOB会は現在初代から22代まで総勢180人ほどいる。
私は7代。
その中にはメジャーになったプロも居るし、地元のDJもいるし、セミプロで頑張っている奴もいれば、音楽で有名なリゾートの副社長もいる。
実に多彩な顔ぶれだ。
前回は、腹筋が筋肉痛になるほど笑い、再会して交わす握手に力が入り、その力がお互いに再会の感動を伝え合っていた。
あれから5年、まだ皆元気にしているだろうか?
同窓会で聞く訃報は悲しいものがあるからな。
しかし、このクラブのOB会の特典は、プロになった奴の楽屋に入れる事。
コンサートの時に楽屋に行くと、競演する他のミュージシャンと生で会える事もある。
それがファンだったミュージシャンだったらメチャメチャ嬉しい。
そんな奴らが集まる同窓会、今でもステージに上がっている奴らを見るとチョット眩しい。
自分もオジサンバンドを組んでみるのも悪くは無いかもしれないが、もう指が覚えていないから一から覚えなおさないと楽器は弾けない。