小中審が学級編成基準の引き下げの提言をまとめた。
それによると、中学校は1学級40人から35人、小学校低学年は30人へ・・・
少人数にする事で、いじめや授業時間が一割増える事へのきめ細かな対応をする為と言う事らしい。
そんな事して大丈夫なのか?
そんな事をしたら10年、20年後に、鬱病患者や自殺者の増加を招く事になりかねないと思うのだが。
多分、鬱病患者の増加や自殺者の増加を防ぐ一番の解決策は、学級編成の人数を増やす事だと思う。
学力向上には、少人数制はいいかもしれないが、人間として身に付けるべき事が減る。
子供を社会に順応しやすく育てるには、多人数で窮屈な状態の方が望ましい。
異なる価値観、異なる個性の子供が集まる多人数クラス。
その様な環境背育てば多様性が身に付く。
少人数制にする事は「農薬を使って育てる林檎」のような物だろう。
それに対し「奇跡の林檎」と呼ばれる無農薬の林檎がある。
それまで不可能とされていた無農薬栽培で育った林檎である。
従来の林檎を無農薬にすると、害虫や病気が発生し実を付けない。
その為、草刈や農薬が欠かせない過保護な林檎。
それに対し、奇跡の林檎は草刈もしなければ農薬も撒かない。
そこにあるのは自然のサイクル。
農薬を撒かなければ害虫が発生する。
草を刈らなければ、そこは無視や動物の棲家になり、害虫を食べる虫や動物が集まって、害虫を食べる。
その動物達の糞や枯れた草を分解する微生物が増える事で土が肥えて林檎が育つ。
そうして作られた林檎は、美味しくて腐り難い。
「きめ細かな対応」とは草刈や農薬に相当する。
今の教育は、草刈や農薬を使って林檎を作る様に子供を教育しているような物。
農薬の無い「社会」に出た時に実を付けられるだろうか?
いや、社会に出てからも農薬を求めるから、その対策費がかさむのだろう。
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