選挙は民意、その責任が帰するのは国民。
私には支持政党と言う物は無い。
何処の政党でも、理想論だけの政党には投票しないだけ。
ただ、誰が政権を担おうと、数年は続けさせてやりたいだけ。
どんな政策を打ち出しても、成果が出始めるのは時間がかかる。
所詮政策は机上の空論。
実践して初めて問題点が浮上する。
その問題点を修整しながら完成度を高めて行く作業が必要だ。
選挙と言う物は、あらゆる意味で民意を反映している。
それは「政治」の事だけではない。
今の日本人に欠けている物も、選挙に現れている。
変化を求めて民主党政権が誕生した。
しかし、一年も満たない段階で思ったような変化が現れないと、直ぐに駄目出し。
また自民党の票が伸びる。
これが、今の日本の現状。
変わらなくちゃいけない、変えなくてはいけない、と思って一歩踏み出しても、本当にこれでいいのかと不安を持って元に戻ってしまう。
だから何時までも変われない。
政治家を選ぶのは国民。
支持を受けて選ばれた政治家は、支持者を無視できない。
政権を担っても、支持率が落ちれば政権が変わる。
国民の人気を取るだけの政治をしてれば財政は厳しくなり、行き当たりばったりで長期的視野の無い政治になってしまう。
誰にもいい顔しようとすれば、経費を切れずに膨らむ一方。
そして作った借金が900兆円。
しかしその国の借金は、補助金削るな、保障は削るな、福祉をもっと手厚くしろと言う国民の意思を反映した物。
しかし税金は上げるな。
そんな事をしてたらプライマリーバランスが崩れるのは当然の結果。
つまりその責任は、国民にある。
経済成長を国民が望む。
政権は経済成長政策を打ち出すが、打ち出しても直ぐに成果が出なければ、政権にNOを突きつける。
そして政権が変わり、あっちを止めたり、こっちを止めたり、あっちに予算をつけたり、こっちに予算をつけたり。
そして経費はかさむだけで、一歩進んで二歩下がる。
結局、政治家をブレさせている張本人は国民。
国民が政府や国に「変革してもらおう」と思っている間は変わらない。
政府に変えてもらおうとするのではなく、国民が変わらないと何も変わらない。
投票率が57.92%
この数字が、この国の現状なのだろう。
たかが一票されど一票。
国を変えるのは、その一票。
あまりにも無力と思える自分の持つ一票が、社会を変え国を変える。
自分一人が何かをしても何も変わらない、無駄だと思って何もしない、だから何も変わらない。
社会を変えるには、まずは自分が変わる事。
面の中の点と考えればちっぽけな存在。
しかし、点が集まって面を作っていると考えれば点の誇りを持てる。
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