先日、娘がポケット型の育成ゲーム機をポケットに入れたまま洗濯してしまった。
当然の事ながら動かなくなってしまった。
そのゲーム機はもう売っていないらしい。
これを機に修理方法を教えておく事にした。
まず、電池を抜き乾燥させる。
乾燥するまでは電源を入れる事はNG。
それで様子を見させ、乾いて動けばOK、動かなければ分解して直せと指示。
※本当はすぐに分解して基盤をドライヤーで乾かす方が良いのだが、それでは勉強にならない。
数日乾燥させてから、一旦電池を入れて確認したら、当然の如く動かない。
娘は分解しようと試みるが、ドライバーが合わない。
使われていたネジは、+ではなく三又だった。
そこで娘は初めて特殊ネジの存在を知った。
分解できずに諦めかけていたので「しゃあないな」と、仕事用の特殊ドライバーセットを貸した。
そのドライバーセットには三又だけでなく、三角や星型など数十種類の変わった形のドライバーが入っている。
そのドライバーを見てびっくり、娘は初めてドライバーは+と-だけでない事を知った。
そして分解。
分解してから中がどの様になっているのか観察させた。
正常な基盤と見比べさせ、「何処が違う?」と、違いを自分で見つけさせた。
基盤は水に濡れると緑や白い粉を出す。(錆び等)
その粉を不要になった歯ブラシで磨かせた。
歯ブラシで磨いた後は、ティッシュや面貌で拭き取らせて綺麗にさせた。
(この事で私の工具箱に歯ブラシが入っている謎が解けたみたいだが、消しゴムの意味はまだ分からないだろう)
そして組み立て。
組み立てる時、どの様に部品が取り付けられていたかを覚えていなくては組み立てられない。
「この部品何処だったっけ」と聞く娘に、「考えもなしにバラスから分からなくなる、だから分解する時に、一工程毎に写真を撮るとどの部品かわかるだろ」と教えて、その部品の位置を教えて組み立て終了。
電池を入れてスイッチを入れたら動いた。
そこから少し講義。
何故すぐに電池を抜き、濡れた状態で動かしてはいけないのか?
それは電子部品のショートを避けるため。
粉(錆)が付いているとどうして動かないのが?
それは基盤でショートしているから。
電子部品は密閉されているのですぐに乾かせば、中まで水が入り込む事は少なく、部品の中まで水が入り込んでしまえばアウト。
しかし、その部品を交換すれば治す事は出来るが、その部品を探す事の方が難しいと教えておいた。
これで自分である程度は自分で修理する事が出来るだろう。
・・・・・・・・さっそく、動かなくなっていた昔のポケットゲーム機をバラシ始めていた。
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