コミュニケーションと言えば、人との付き合いと思うだろうが、人と付き合う前に自分と付きあう。


鏡に映った自分の顔を見ながら自分に話しかけてみる。

鏡に映った自分の目を見つめながら、自分に話しかけてみよう。


話をする時には相手の目を見るのがコミュニケーションの基本だが、これが出来ない人が多い。

まずは、自分の顔で練習する。


次に、自分の話す時の口元を見てみる。

「能面」の様な無表情な顔で話していないか?

心に病を抱える人の喋り方の特徴は、表情筋の使用率が少なく、表情筋が上手く使えていない人が多い。


唇だけかすかに動かした喋り方をしたり、笑う時も表情なく笑う人もいる。

それは他人から見れば、不気味なだけ。

そして表情筋は感情に繋がってる。


電話やメールでは相手の変化を読み取る機会が無く、それはミラー細胞が学習出来ない事を意味する。


他人の顔の表情読み取れずに脳が混乱しているのではなく、自分が感情を表情として表せないから、感情と表情の関連性が理解出来ない。

しかし、人の表情を読み取る事が苦手な人でも、特定の表情だけは敏感に読み取る。

それが「怒り」等の「陰」の表情で、陰の表情を読み取れる人は陰の表情だけは人並み以上に出来る。

と言うより、自己の中に「陽」の感情が無ければ、陽の表情も陰の感情として理解してしまう。

(他人の笑顔を嘲笑されている等)


陽の感情が少ない人にとって、陽の表情とは無表情に近い能面のような表情と言う事になる。



まずは、自分の表情筋を上手く動かす事がコミュニケーションの基礎になる。

そして、表情筋を刺激する事で脳神経を刺激し、表情筋から脳の神経の結合強化を図る。


まずは笑顔の練習。

自分の笑顔を見て、楽しそうに見えるか、自問自答する事。

とびっきりの笑顔が作れるように練習をする。

例え作り笑顔でも、笑顔を作るとホンの少しでも心が明るくなる。

表情筋を無理にでも動かし笑顔を作り、ほんの少しでも心が明るくなる事を体験すれば、表情筋が脳や感情に繋がっている事を実感出来るだろう。


次に、喋り方。

はっきりと、大きく口を動かして言葉を喋る。

口を大きく動かせば表情筋を使う練習になる。


大きく口を動かした言葉の練習をしたら、言葉に表情をつける練習をする。



このトレーニングは、表情筋と感情の関係や、鬱病の人が演劇を始めると回復する人が多い事などを基にしている。


そして、自分の表情が変れば、他人の接し方も変る。


人間の表情によるコミュニケーションは、次回UP予定の「これは怖いだろう 」のリンク先を見た時の感情と同じなのだ。


表情も、その人の心が作り出す産物で、その表情が相手の精神に影響を与える。

恐らく、そのリンク先のページを見た人は、最初は興味本位で見ていても、途中から見たくないと思うだろう。

それは、人間関係も同じなのだ。

最初は「変っている」程度の感覚で付き合うが、とんでもない物が出てくるとほとんどの人が引く。

引かれると、孤独感を感じてしまう。


しかしそれは引いた人が悪いのではない。

リンク先の絵を見ると、ほとんどの人が自分の精神にダメージを感じ、見続けるにはかなりの精神力がいる。

つまり疲れてしまうのだ。


最後に貼ったリンク先が象徴的だ。

そのページは文字で埋まり、画像を見るだけで疲れを感じるだろう。

それは、そのページの製作者の自己主張を象徴しており、過度の自己主張が相手の精神にダメージを与える事を体験出来ると思う。


これが、コミュニケーションが上手く出来ない人を象徴しているのだ。

分からない人も居るかもしれないので少し書いておくが、どんな人でも最初は分け隔てなく接してくる。

そして第一印象で気の有った人と仲良くなる。

最初は、遠慮があり自己主張は抑えられているが、少し仲良くなると自己主張が堰を切ったように流れ出す。

抑えられていた自己主張が堰を切ったように流れ出した状態と、最後のリンク先から受けるダメージは同じなのだ。

それを個性と呼ぶ人もいる、個性を認めろと言う人もいる。


リンク先のHPも、その人の個性を表している。

個人の発する個性が、リンク先のHPと同じ影響をもたらすのなら、その個性は誰にも認められる事は無く拒絶され孤独感を感じるだけにしかならない。


自分の自己主張が吹き出た時に、相手の表情の変化を読み取って、自己抑制出来れば良いが、表情を読み取る能力が備わっていなければ、暴走が始まり最後のリンク先のページを見続けている状態に晒される。


その精神的なストレスに耐え切れず、相手は避けるようになってしまう。

そして自己嫌悪に陥り「あの人も他の人と同じ」と思い、自己に閉じこもる。

まずは、自分が相手に与えるダメージを自分で理解する事だ。

そして、心にブレーキをかける為に必要な、相手の表情を読み取る能力をマスターし、こう言う表情をしたら相手は聞きたく無いと思っている事を知る事。

人間関係は、自己主張と自己抑制の両方が必要なのだ。

つまり、相手が聞きたくないと言う表情をするまでの自己主張は必要で、それ以上の部分には自己抑制が出来る様にする。


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