聴覚のトレーニング 」で書いた事を一人で出来る様に改良してみた。


1円から500円までの硬貨を一枚ずつ用意し、目を閉じて床に落として音の違いを脳に教え込む。


音の違いが分かったら、今度は何枚もの硬貨を準備してどんぶりの中に硬貨を入れる。

そして、目を閉じて硬貨を親指で弾き飛ばして、硬貨の落ちた音のする場所に目を向けてから目を開けて、耳で感じた落下地点とのズレと、音から判断した硬貨を、目で確認する。


弾き飛ばす方向は、最初は前方、前方で的中率が高くなれば肩越しに後方に飛ばす。



これだけで、聴覚と視覚の神経結合の強化と、空間把握の部分が鍛えられるはずだ。

目を閉じて硬貨を掴む事で、質感や重さ、大きさ、冷たさを感じる事で、触覚出の判断力や神経も鍛えられるはずである。


硬貨では、あまり感情に変化は無いかもしれないが、例えば500円玉を手にした時に嬉しくなったり、1円玉を持った時にハズレた、等の些細な感情を、当たり前の事としてではなく、そんな些細な感情でも意識するようにする。


硬貨のトレーニングの他にも、箱の中に色々な物を入れて、触るだけでそれが何かを当てるのも効果的だ。

単に当てるだけではなく、手にした感触による心の変化を感じる事だ。

例えば柔らかい感触でも、べたついて柔らかい物と、さらっとして柔らかい物を触った時では、心に変化が起きる。

「気持悪い」と感じる物もあれば「気持良い」と感じる物もある。


これらは「感覚」と「感情」の神経結合のトレーニングになる。



この時に、一番大切な事は脳のイメージ。

と言っても、硬貨をイメージする訳ではない。

「今、脳の、この部分を使っている」とイメージしながら行うか、脳の神経活動の動画を見て「今脳はこの様な活動をしている」とイメージする事だ。


これは、私がエアロビのフィットネスクラブのスタッフだった頃に学んだ事なのだが、筋肉トレーニングをする際に、同じ量のトレーニングをしても格段に筋肉の付き方が異なる方法がある。

それが、イメージだ。

筋肉トレーニングをしている時に「今ここの筋肉を使っている」とイメージしながらトレーニングをすると、筋肉の付き方が格段に違ってくる。


それが脳にも応用出来るかは不明だが、別にそれで脳が悪くなる訳でも無いのでやってみる価値はあるだろう。

そして、このイメージ法の習得が準備トレーニングの一番の目的でもある。




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