私の提唱している脳トレ法は結構簡単だ。


基本形的な考えは、聴覚で察知、視覚で認識、触覚で確認、そして「感じる事」心の変化の認識だ。

それを、成長の段階順に行なう。

精神疾患のリハビリには、基本の前に生活習慣の改善も加わる。


生活習慣の改善の基本は規則正しい生活とバランスの取れた食事、そして暑い時には汗をかき、寒い時には震える事。


夜は日付が変る前に寝て、朝7時までには起きて外でラジオ体操。

食事はスナック菓子は控えて野菜中心のバランスの取れた食事。

そして就寝前に日記をつけるかブログを書く。

当たり前の事のようだが、当たり前の事が出来ていないから病気になる。


ラジオ体操は、私も昔は馬鹿にしていた。

大きな建設現場は朝礼の前にラジオ体操をする、その時は馬鹿にして適当にやっていた。

外壁リフォームの仕事を始めて、一人で仕事をするようになった時には当然の事ながらラジオ体操などしなかった。

するとどうも体調が良くなく、筋肉痛など疲れが取れ難くなった。

試しに仕事の前にラジオ体操をやってみたら、仕事をしても疲れが残らず、初めてラジオ体操の有効性を知った。


スポーツをしていた時は準備運動を必ずやっていたのに、ラジオ体操は子供の頃から「やらされている」感覚で、反発心とダサいと言う思いがあった。


まずこれが重要な事だ。

良い物でも強制されれば反発心等から「それは良い」と気付き難い。

自分で「これは良い」と気付かなければやろうとしない。

だから指導する時も強制はせず、体に良いからやってごらんと薦めるだけ。

朝に太陽の光を浴びて「気持良い」と感じられれば一歩前進。


太陽の光を浴びてラジオ体操をする効果は結構大切だ。

太陽の光を浴びて皮膚上で作られる物にビタミンDがある。

ビタミンDは健康な骨を作る働きをし、カルシウムと密接な関係がある。

カルシムが不足すると神経過敏やイライラを起す事は知られている。


引き篭もりで部屋に閉じこもっていれば、当然ビタミンDは作られない。

そして、骨を作るもう一つの要素が体を動かす事。


その他にも朝に光を浴びる事で体内時計がリセットされ、不眠に対する効果もあり、朝に太陽の下でラジオ体操をするのはこれらの要件を全て満たしている。


食事は血液をドロドロにしない事。

血液をサラサラにしておけば脳の血流も良くなり、ダメージを受けた神経の回復も促進されるだろう。

スナック菓子は血糖を上げ血流を悪くする。


暑い時に汗をかき、寒い時には震える。

それは自律神経の正常な反応。

空調の効いた快適な室内にいれば、汗もかかなければ震える事も少ない。

人間の体は、使えば発達し、使わなければ衰える。


日記は心の変化や体調の変化を認識する為に必要だ。

リハビリを目的とした場合、一年前の感情や考えなど覚えておらず、今と同じに感じてしまう。

変化が分からなければ何も変わっていないと思ってしまうし、変化が分かればやる気も出て来る。



これらを全て兼ね揃えているのが、道路工事等の土工の仕事。
高給も手に入る。


実際に、女性の相談者にもやらせていたが、見事なまでに回復した実績はある。

但し、本人のモチベーション次第で、これも自発的にやりたいと思ってやらなければ嫌なだけで効果は薄い。

その人は、精神疾患の症状から浪費を繰り返し借金を抱え、借金でも悩んでいたが、病気のリハビリをしながら短期間で借金も返せると持ちかけたら、その気になっ仕事をして最初の給料をもらった時に、初めて自分で稼いだ高給を目の当たりにして益々その気になった。

そして借金を完済する事で心の負担も減った。



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