年長の猫の遊びの趣向が変わって来た。
今は生後半年なのだが、飛んだり撥ねたり走ったりする遊びには興味を示さなくなり、頭や感覚を使う遊びに興味を持ち始めた。
今までは鼠のおもちゃを追いかけたり、ネコジャラシにじゃれたりしていたが、最近ではそうした遊びにはあまり興味を示さなくなった。
今は「見えない遊び」に興味を示す。
例えば、布団の中で手を動かす。
すると、その音のする場所にジャンプして、布団の上から前足で布団の中の手を探す。
手を移動させると、移動させた所へジャンプして同じ様に探す。
捕まえられないと、距離を置いてての位置を探ろうとする。
その行動は、耳と目を使って見えない所の獲物を推測しているように見える。
全体像を見渡した後、布団の端から中に潜り込んで来る。
それは、「布団の中にいる」事を認識していると言う事だ。
考えてみれば人間の子供の成長も同じだ。
子供の頃は飛んだり撥ねたり走ったりする方がすきだが、やがて知的な遊びの方が面白くなる。
ちなみに、年少の雌猫の方は、まだ飛んだり撥ねたりの遊びの方が好きなのだが、最近は考えるようになって来ている。
追いかけるだけだったのが、次の行動を予測して追いかけるようになった。
猫の知能侮り難し。