調査の依頼者には色々な人がいる。
その一つに電磁波で「汗」を出させられていると言う人もいる。
人によって口にする「汗」の原因は様々なのだが、運動もせず暑くも無いのに多量の「汗」が手などに噴出すように出ると言う点は共通している。
実はこれ、精神性発汗で不安やストレスによって起きる一つの自律神経症状で、これは「局所多汗症」の写真だ。
局部的に多量の汗をかく病気はあまり認知されていない。
汗が多いのは「多汗症」、しかし多汗症は病気としてではなく、体質的な認識が強く、その為「たかが汗」と軽く見て病院へ行かない。
しかし、原因は不安とストレス放っておけば対人恐怖症や引き篭もり、そして鬱へ移行したりする。
いや、依頼してきた時点ですでに鬱に陥っている。
鬱だけなら良いが、幻の声が聞こえていたりしている。
そこまで進行した人は、多量の汗の症状が出始めて10年以上の月日が流れている。
もし、汗が出始めた時点で治療をしていれば、精神疾患まで陥らなかっただろう。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都