民主党の圧勝、その立役者が小沢一郎。
その選挙戦術が色々なニュースで取り上げられている。
それを見ていると、民主圧勝は理に適っている
相手の目を見てひたすら握手。
選挙後も街を回りひたすら握手。
たかが握手、されど握手。
このブログでも「世界観の分析 」で書いているように、視覚情報をX軸、聴覚情報をY軸とすると、触覚情報はZ軸に相当する。
演説を見たり聴いたりするだけでは、X軸とY軸にしか働きかけず2次元感覚になるが、握手をするとZ軸が加わり立体の感覚、つまり現実感が出てくる。
視覚や聴覚の記憶は忘れやすいが、触覚による感覚は何時までも記憶に残り易い。
手を握れば温もりが伝わって来るし、寒い時に手を握れば手の冷たさが伝わり、「手がこんなに冷えるまで頑張って」等と相手の労力も伝わって来る。
自分の中に、明確な政治思想が無ければその感覚が投票を左右する。
選挙中に握手出来る数は限られている。
選挙が終わっても街を回り握手をしていれば、その分握手をする人の数が増える。
もうすでに次の選挙を始めている訳だ。
これは立候補者に現実感を持たせるトレーニングにもなる。
小沢一郎の選挙戦術は田中角栄直伝と聞く。
なるほど、ロッキード事件で日本中が田中角栄バッシングしていた時でもトップ当選した事が不思議だったが、これならトップ当選も判る気がする。