連日ニュースを賑わせている酒井法子容疑者。
色々と不可解な言動や行動を取ってはいるが、境界性のパーソナル障害の症状と照らし合わせば理解しやすくなる。
境界性パーソナル障害の症状
1. 見捨てられ不安 家族とくに母親から「見捨てられる」ことへの不安から、おおむねいい子に育つ。
母親の期待に応えようとたくさんの努力をする。
2. 不安定で激しい対人関係 対人関係の変化は大きいです。
ただ、自己愛性人格障害と比べると過剰な理想化は少ないです。
表面的な対人関係と激しく退行した対人関係の間を揺れ動きます。
意見の衝突を恐れて自分をごまかしたり、嘘をついたりします。
3.同一性障害 上の二つのために深刻な同一性障害を起こします。
本人にはその矛盾は分からず、他人にはよく見えます。
本人はやりたいことをやっているのですが、周りの人は不自然に感じるのです。
4. 衝動性 自己破壊的な行動としてあらわれます。見捨てられ不安や感情障害と関連して起こります。
無気力や寂しさを紛らわすために飲酒、無謀な運転、過食などがみられることもあります。
5. 自殺の脅し、そぶり、行動、自傷行為がみられることが多いです。
6. 感情が変わりやすく、慢性的にむなしさを感じています。また、抑うつと怒りが混在しています。
ゆううつで不快な気分と同時に、何をやっても満足しない感じがするのです。
7. 重篤な解離症状 幼少期の虐待と関連しているといわれます。
酒井法子容疑者の幼年期は、決して恵まれているとは言い難く、発症の用件を満たしている。
ただ、一般人の場合と違い、彼女は芸能界と言う注目を浴びる場にいた為、症状は表面化しなかったのだろう。
彼女の証言の中に「仕事の疲れ」と言う物があるが、パーソナル障害の人は仕事その物の疲れより仕事の人間関係の疲れの方が多い。
また自殺を口にする場合、自殺を口にする事で脅しをかけて相手を自分の思い通りに操ろうとする傾向が強い。
そして、錯乱状態に見えても、その行動は実に計画的で計算されていたりもする。
また、嘘を信じさせる為に目の前で自殺(本気では無い)しようとする事もあり、行動パターンとしては相手に罪悪感を与えて自分の嘘を信じさせようとする行動を取る場合が多い。
夫の高相容疑者も、酒井法子の夫だからと言って、特別扱いされる訳でもないのだが「妻が酒井法子」と叫ぶなど、自己愛性パーソナル障害の様相を呈している。
自己愛性の場合、誰々を知っているとか、有名人の名前を出し、時分が特別な存在である事を声高に主張し、自分が特別扱いされようとする傾向がでる。
しかし、こうした事件を問題にするよりも、こうした問題を起す人を作り出さない事の方が大切だろう。
それが幼年期の家庭環境だろう。