「集団ストーカー妄想の伝播が手に取るように分かるトピ 」の人、やはり4/22以降アナザーワールド へ旅立られたようだ。
22日以降、数人の人が呼びかけるも返答は無し。
しかし、それは予想された事。
自称被害者と言うより、心に病を持つ者には言葉は無力になる。
少し脳の機能を理解すれば当然の結果である。
何処で書いたか忘れたので、重複するかもしれないが再度書く事にする。
まず、集団ストーカー被害者と言う物の認識を変える必要がある。
2chやブログで、集団ストーカー被害者の事を「統合失調症」と言う傾向があるが、大きな間違いである。
基本的には、不安を伴う精神疾患や神経症の人なのだが、実際にはそうした病理を持っていない人も陥る。
全ての根源は「不安」にある。
脳が「不安」を感じた時、理性は働きを失う。
理性を失い不安に支配されれば理解力を失う。
ATMの周りに、振り込め詐欺の注意を喚起させるポスターがどれだけ貼られてあっても、そんな物は目に入らず、振り込んでしまう人の心理と同じ。
どれだけポスターで注意を喚起しても、詐欺師の言葉しか届かない。
詐欺でも良いから振り込ませてくれと言う人さえいる。
それと同じなのだ。
しかし、「不安」止まりであれば、脳のメカニズムに従って話をすれば説得は可能だが、「不安」が「恐怖」に変っていれば言葉は通じない。
振り込め詐欺でも銀行職員の説得で、振込みを思い留まれる人と思い留まれない人の違いはここにある。
恐怖に支配された脳は、恐怖(不安)を与える存在を目の前から消す事にしか働かなくなる。
脳は、対象を攻撃して無くすか、自分が逃げるかの二者択一にしか働かない。
しかし、攻撃するにしても逃げるにしても、「何から(に)」と言う対象が無ければ逃げる事も戦う事も出来ない。
つまり、精神の安定を図る為には「具体的な敵」の存在が必要不可欠になる。
集団ストーカー妄想は、漠然とした「恐怖」に「具体的な敵」と言う指標を与える為、とても受け入れ易い。
逆にその指標を奪う者は、精神の安定を阻害する物として、受け入れ難い物になる。
だから説得は逆効果になる。
あの相談掲示板の流れを見ても分かるように、相談内容を見た回答者が不安を増幅させている。
「聞かれているかも?」と心配する人に、回答者はすぐに「盗聴」を持ち出し、心配を不安へと導く。
そして「集団ストーカー」を持ち出し、不安を恐怖に変える。
客観的に流れを見ていると、回答者には悪意は無く、親身になって書いているのだろうが、それが逆に追い込む事になってしまう。
この原理は、集団ストーカー問題に限らない。
学校のいじめ問題から、ご近所トラブルまで多岐に及ぶ。
例えば、学校で何らかの漠然とした不安を持った子供が、友人に相談をした時に「それって、いじめじゃない?」と軽く言ってしまえば、意識はいじめに向く。
意識がいじめに向けば、いじめに見えるものを探してしまう。
そして、何気ない冗談もいじめに感じてしまう。
こうなると正しい助言をするものの言葉は届かず、妄想を助長する言葉しか聞えない。
そして孤立を深めて行く。
集団ストーカー発生のメカニズムと何ら変らない。
不安が恐怖に変わってしまえば、その恐怖を取り除くには薬しかない。
その薬を処方出来るのは医師しかいない。
医療に問題があるとしても、この原則は変らない。
恐怖や不安さえ抑えられれば、言葉も力を持つ。
一番良いのは、不安の時点で不安を解消させる事。
決して不安を煽るような事を言ってはならない。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都