ネットで騒いでいる自称被害者サン達、ネットは情報の非対称性 の宝庫である事に早く気付けよ。


掲示板などで騒いでいても、偏った意見しか出てこない。

それが、メンバー制などにしていたら非対象性どころの騒ぎではなく、カルトと化してしまう。

(カルト:既成の社会から正統的とは見なされない宗教的集団。転じて,趣味などで愛好者による熱狂的な支持をいう)

情報の非対称性が進めば、第三者は偏った意見に翻弄される。


そこで起きるのが「逆選択」


代表的なのが「悪徳商法マニアックス」

その趣旨は良いし、賛同もするが、悪徳商法に引っかかったと言う被害者と第三者だけの意見で話が進んで行き、そこに相手の反論は一切無い。


一方の当事者と、第三者だけで被害を論じれば当然の事ながら、情報の偏りが生じ、そこに情報の非対称性が生まれる。


何処の掲示板だったか忘れたが、そうした掲示板の討論で「すでに結論が出ている」と書いていたアホがいたが、情報に偏りが有ればまともな結論など出るはずもない。


しかし、前に紹介した掲示板(専用スレ)のやり取りを見ていると、笑いを堪えるのが大変だ。


やはり出てきた「別れさせ工作」。


いやね、探偵業をやっていると、そう言う情報も結構入ってくる。

実際の所、あれは「詐欺」なんだよね。

探偵業法的には別れさせ工作は違法行為であり、業務として書く事も行う事も禁止事項だ、それを堂々と書いている所からも「詐欺」って分かるのだけどね。


それを、大真面目に「別れさせ工作」だとか「リストラ工作」だとか言って、根拠にしている所がお間抜けさん。

しかし、あれは詐欺としては結構オイシイだろう。

別れさせ工作と称して、一週間80万円とする。

何もせずに結果が出なくても、工作をしたと言えば80万円。


そこで、延長しますか?で更に80万円。

金が続かなければ、金を取られて終わり。


成功報酬と言って、成功しなければ半額お返ししますと言えば、客は「良心的」に感じてしまう。

騙されたと感じても、工作を依頼した「共犯者」としての負い目から、被害届けも出せない。


実際にはそんな工作などほとんど行われていない。

少し考えれば判るだろう。

リストラ工作にはリストラする意味が無い。

何故なら、リストラとは人件費削減の為にする物だ。

上司の肩叩き一つで終わりなのに、自分から辞めさせる為に数ヶ月も工作していたら、退職金を3倍にした方が安く済む。


恋は盲目、噂を流して別れる程度の付き合いなら、とっくに別れている。

人間の脳は、恋に落ちた時には相手の否定的な部分が見えなくなる構造になっている。

だから、例え工作をしても成功率は極めて低い。


そんな別れさせ工作やリストラ工作を信じてしまうのも、情報の非対称性から来る逆選択でしかない。



同業の盗聴発見業者ですら、使えもしないレーザー盗聴 やらデジタル盗聴 を持ち出して、自社の技術力の高さを誇示しようとする。

それを、単なる誇示と見抜けない人が、使えもしない盗聴技術を持ち出す。

集団ストーカーを肯定する探偵社の実態も耳に入っているが・・・・(う~!公言できない)


テレビですら、盗聴詐欺師が盗聴被害者の救済者として取り扱われ、頻繁にテレビに出ている。

盗聴関係のニュースでデータ提示をしている盗聴関係のNPO法人ですら・・・(う~!公言出来ない)

それを視聴者が真に受けてしまい、ガセネタばかりが広がって行く。


そう言えば、取引先に出入りしていたカウンセラーを名乗る人が「統合失調症も一ヶ月で治せますよ」と豪語していた人がいたが、その一言で詐欺師と感じた。

統合失調症がカウンセリングだけで治る訳が無い。

カウンセリングだけで統合失調症が一ヶ月で治るのならノーベル賞物だ。

恐らく、病者やを食い物にしたニセモノか、素人相手の講習料を狙った詐欺だろう。

その人に、カウンセラー養成講習を奨められたが、鼻で笑って断った。

その取引先も、金を払わずに消えてしまった。

その講習を受けた人がカウンセリングをしているのだろうか?


奇しくも、昨日NHKスペシャルで鬱病をやっていたが、精神科医ですら質の低下が起きているし、逆選択も起きている。

その番組で言われていた事。

患者は増加の一方、精神科は机と椅子が有れば出来てしまう、そこでバスに乗り遅れまいとしてこぞって精神科を標榜する。


番組の中で「医者選び」の話のときに、著書のある精神科医やテレビに出ている精神科を見つけて診てもらっても逆に良くなかったと言う話があった。

私も、そんな患者さんの家族を何人も目の当たりにしてきた。

だから、相談者に必ず言う事が「信頼出来る医者に出会えるまでが大変で、何軒でも自分で回る事、自分が信頼出来ると思った医者で治療を受けなさい」

これが最初のアドバイス。


名のある医者には患者が殺到する、すると一人当たりの時間は少なくなる。

鬱病などの基本は「話を聞く事」なので、一人当たりの時間が5分程度しか取れない精神科医ではその基本すら出来ないと言う事だ。

しかしそれは、医者が悪い訳ではない、そこに殺到する患者達によって治療の質が落とされている。

しかし患者はそこで不満を持つと「あの医者は良くない」と評判を立てる。

結局、どんな名医でも患者によってヤブ医者にされる。



私の個人的な意見では、そこにこそ「病気発症の原因」がある。

それを一言で言えば「権威主義」

内容を自分の目で見て確認する事もなく、自分で調べる事も無く、肩書きや権威でしか判断出来ない人達。

自分で調べると言う意味も間違えている人が多い。

誰かの話を聞いたり書物で探すのではなく、自分で病院まで行って自分の目で病院の中を見なければ何も分からない。
結局、自分で何も確認せずに、人の話や人の評価に翻弄されているから自分を見失って病気になるのだろう。

ミュシランガイドに代表されるガイドブックの様な存在、ネットで簡単に調べられるネット社会が、人から判断力を奪うのだろう。

判断力を奪われた人は自分で判断する事に強いストレスを感じてしまう。


掲示板で騒いでいる人達も、全て同じベクトルの持ち主である。


しかし、私がこんな事を書くとまた「必死になって否定している」と書かれるだけだが、誰かがその情報の非対称性を是正しなければ、自称被害者は増えるばかりだ。





集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都