先日、TVで超低周波騒音被害の特集が組まれていた。
それを見た人から相談の電話が有った。
自分も調査したいと言う事らしいのだが・・・
話を聞くと、家にいるとキンキンと言った耳鳴りがするそうだ。
耳鼻科などに行っても異常は無いらしいのだが、超低周波は可聴域ではない。
聞こえると言った時点で超低周波被害ではないと言う事だ。
同じ様な「被害」に超音波があるが、超音波も可聴域ではないので「聞える」と言った時点で超音波ではない。
「電磁波過敏症」と言う病名が使われる時もある。
しかし、今まで電磁波過敏症と言う病名を持ち出した人を何人も見て来たが、全て神経質は人ばかり。
主張する症状は自律神経失調症と何らかわりは無い。
昔、電磁波過敏症と言う病名を始めて知った時、そんな病気もあるんだと思ったのだが、今ではその病気の存在自体に疑問を持っている。
推測でしかないが、仮面鬱病が知られていない時に医師が付けた病名ではないのだろうか?と思う。
今まで「電磁波過敏症」なる病気を主張した人で、私の話を聞き入れて心療内科に行った人は、全て自律神経失調症や鬱病と診断され、治療を受けた人の症状は消えている。
一番の問題は、自律神経失調症の存在自体知らなかったり、どんな症状が出るのかが知られていない事だろう。