昨日不思議な夢を見た。
面白い夢だったので今日はその夢の話を書こう。
早朝から仕事に行く為気が張っていたせいかも知れないが、なかなか寝付けず夢の世界と現実の世界を行ったり来たり。
そんな中で、夢の中に娘が出てきて「このCD凄いから聴いて」と一枚のCDを渡された。
そのCDを夢の中で持っていたノートパソコンに入れたら、操作画面が表示されて急に音声ガイダンスが始まった。
「このソフトは人間の記憶の解説ビデオです」・・・・何のこっちゃ?
操作画面には色々な操作ボタンが付いていた。
夢の中で再生ボタンを押したら、記憶に関する説明が始まった。
その夢によると、記憶とは脳の中で「形」「音」「色」「感情」と言う別々のデータとしてインデックスされていて、それらのデータが関連付けされた物が記憶で、大事な記憶はCDやDVDに焼くように固定化されて保存され、CDやDVDで焼かれなかった記憶はインデックスが消されて、忘れると言う事はその関連付けが無くなることだそうだ。
しかし、それぞれのデータが消える訳ではなく、独立したデータとして残っていて、各感覚器官の参照として使われて、あまり参照として使われないデータは劣化して行くらしい。
夢の中のガイダンスは、データの劣化が顕著な物は「色」と「感情」で、データが劣化して行くから古い記憶の色はセピア色からモノクロ、そして輪郭になって行くと言っていた。
CぢゃDVDに焼かれた記憶には、消去ファイル救済ソフトのような機能が付いていて、関連付けが消されたデータを呼び出すことが出来るらしい。
夢の中に出てきた操作パネルには、復活と言うボタンが付いていて、そのボタンを押すと上下左右の矢印キーに変わり、その矢印キーを押すとメイン画面に忘れていた情景がスライドショーの様に表示されていた。
その「復活」ボタンは各記憶毎に付いている位置が違い、操作マニュアルも無い為、復活ボタンが何処にあるのか見つけられるのは運次第らしい。
そして、記憶CDや記憶DVDから復活ボタンで復元されたデータは「形」だけだったり、「形」と「色」だけだったりして、その復元されたデータ同士の関連付けは復元されないから、あの時は「怒っていたんだ」と言うように、他人目線でその時の感情が見れるそうだ。
そして、強烈な記憶には関連付けファイルなるものが作られ、その関連付けファイルまで復元されると、その時の感情まで甦ると言う事らしい。
その夢は「夢」の事も語っていた。
映画は自分の目で見て、自分の耳で聞くからデータの関連付けが行われて記憶に残る。
夢は脳の中だけで見ている映画のようなもの、夢をすぐ忘れてしまうのは、夢は目で見てもいないし、耳で聞いてもいない、何の体験も無い物にはデータにインデックスが付かず関連付けされない。
だからすぐに忘れ、輪郭だけの記憶になるから思い出せない。
夢の中の映像は、分かりやすく「音声データ」や「色データ」等に、ファイルナンバーがあって、同じファイルナンバーで同じナンバーの各データが一つのフォルダに入っていた。
と言う事らしい。
夢なのだが、何か説得力がある。
前に書いた「トンデモ人間考察」の中の「人間をパソコンに例えて考えてみる」も元々夢が切っ掛けだった。
しかし、今回の夢は異常だった。
夢の世界と現実の世界を何度も行ったり来たり、何度も目が覚めて、トイレに行って、布団に入って夢の世界に入ると、視界一面のポーズボタンがあり、そのポーズボタンを押すと夢の続きが始まる。
その音声ガイダンスは頭の中に響き渡り、ボリュームを落とす事が出来ない。
そして過ぎに目が覚め寝返りを売ってまた睡眠に入るのだが、必ずポーズボタンが出てくる。
結局トイレには3回行ったのだが、三回ともポーズボタンが出て続きを見させられた。
しかも音声ガイダンスが聞えている最中は全身が痒くなり、夢の中では体を動かす事も出来ずフラストレーションが溜まりまくり、フラストレーションが溜まると目が覚め寝返りを打ったり、全身をかきむしったりの繰り返し。
あまりに全身が痒くなったので寝るのをやめて、夢を書く事にした。
書き終ったら、丁度仕事の時間で、なんと効率のいい事か。
仕事から帰ると、娘も帰ってきていた。
すると娘も夢の話をしだした。
その夢には、私が出ていたらしい。
親子揃って、同じ日にお互いの夢に出ていた。