自称集団ストーカー被害者に限らず、被害妄想系の人の言う「被害」なる物に「ゾロ目のナンバー」と言う物がある。


犯人はゾロ目のナンバーの車に乗ってストーカー行為をすると言う物なのだが、今日もそう言う被害者の調査をしてきた。




しかし、この「ゾロ目のナンバー」と言うのが曲者だ。


単純に考えると、ゾロ目になる確率は低いと思えるのだが、単純に2つの数字が揃う確立を前は少なくても1/10と思っていたのだが、実はそんなに少なくない。




車のナンバーは、4桁だけに限定すると、前2桁後ろ2桁の合計4桁である。


00~99までには00,11,22,33,44,55,66,77,88,99の10通りの組み合わせがあり、00は無いので実質1/11になるのだが、それが前2桁と後ろ2桁が有るので、2/11になり倍増する。


更に、4つの数字の中に2つ同じ数字が出る組み合わせは6通り有るので、6/11になる。


つまり、同じ数字が2つ出ているナンバーは50%を超える計算になる。




その中で前2桁だけ、後ろ2桁だけに限定して、近くの駐車場で数を数えて見た。




すると、前後どちらかが揃っている、いわゆるゾロ目のナンバーの車は、A駐車場は5台中3台、B駐車場は8台中4台、C駐車場は3台中1台、D駐車場は21台中9台。


確立以上の数字がある。




ゾロ目の車に出会わない方が不思議だ。




確かにゾロ目は目に止まり易い、それを気にして「ゾロ目」のナンバーだからと言ってストーカー扱いしてれば「集団」とか「組織」とかと言う発想が起きても不思議ではない。




ナンバーの事を書いていたら昔のオバサンの自称被害者の事を思い出してしまった。


ゾロ目のナンバーの車に取り囲まれた事も・・・




話を聞くと前の車も、後ろの車も、抜いていく車も33や77が付いているんです~!




車に乗っている人ならすぐにピン!と来ると思うが、話を聞くとやはり「名古屋33」「名古屋77」の事だった。




そんな事も知らない人が何故免許が取れるのか、ゾロ目のナンバーよりもそっちの方が不思議だった。



そもそもの話、自称集団ストーカー被害者がゾロ目のナンバーと言い出したのは、警察車両や消防車両が88ナンバーであり、その88ナンバーに監視されていると思い込んでいた事から、8ナンバーやゾロ目のナンバーとか言われ出した経緯がある。



それが、いつしかゾロ目だけが拡大解釈されて独り歩きを始めて行った。




車の事を書いていたら、次々と色々な事を思い出してくる。




もう30年も昔の話だが、自分の車も持っている女の子が、友人の車に乗り「わ~凄い!3000キロでてる」と言った。


その娘はタコメーターの×1000を見て、3000回転を3000キロと思ったらしい。


その娘の車には、タコメーターが付いていなかった。




更にその娘は言った、私の車にはヒーターが付いていないんです~!




え?




実はその娘、赤と青のラインの付いたレバーがヒーターだと思っていなかった。




そして、スリップ注意の標識を見て、酔払い運転禁止~!




しかし、そんな女の子の天然ぶりをみて「可愛い」と思ってしまったのは、若さゆえの過ちだろうか?




話は全く変わるが、オタクの今「イタ車」を見かける。


「イタ車」とは、好きな美少女アニメのキャラクター描いたイタイ車の事なのだが、私は10年ほど前にもっと凄い、「本物のイタ車」を見ている。




その「イタ車」とは、黄色のカウンタック全体に、可愛いゾウさんやウサギさんやタヌキさんの絵がちりばめられた車だ。


その車が41号線を颯爽と走る姿はシビレタ!




噂では、何処かの喫茶店の車らしい。










集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都