中学三年の女子生徒がネットいじめで自殺したニュースを見た。
まあ、いじめは「トンデモ人間考察 」で書いているように、本能的な物だから永久に無くならないだろうな。
しかし、ネットいじめを無くす事は出来無くても、少なくする方法はあると思う。
いじめが本能的に行なわれるのなら、その本能を利用した簡単な方法がある。
前にも書いたが「与える者」と「与えられる者」に分かれて、「与える者」に900円を渡し、「与える者」は「与えられる者」にその900円を分け与えるか独り占めさせるかを決めさせる実験があった。
実験は完全個室で行なわれ、お互いが判らない様に行なわれた。
その結果230人中52.1%の人が半分を分け与えている。
次に、AとBにグループ分けをした場合同じグループに半分を分け与えた人は66%になり、違うグループに分け与えた人は40%に変化し、与えられる者が与える者を知らないと与える者が知った場合、66%だった数値が47%に下がる。
この構図はネットいじめの「匿名性」の構図と同じだ。
実験は更に続く。
ある仕掛けをすると、47%に落ちた数字が76%に増える。
その仕掛けが、ネットいじめを減らす事に繋がると考えられる。
その仕掛けとは「目」のステッカーを貼るだけである。
睨み付けるような「目のステッカー」を貼るだけで、47%に落ちた数字が76%に上昇する。
これが、無意識の心に刻まれているプログラムである。
この心のプログラムを利用すればよい。
プロフや掲示板に必ず「目」の映像を出すだけで良い。
アクセス自体を制限してもいたちごっこだが、書き込む人の心のプログラムに働きかけた方が効果的だろう。
但し、あの自殺した中学生にあえて苦言を言えば、自分が自殺した時に「相手を責める」効果と同時に、自分を産み育ててくれた人が悲しむ事まで考えるべきだろう。
そこにこの人の問題がある。
「された」事へは怒り、自分が「する事」の影響を考えていない。
それがこの人のベクトルなのだろう。