ある掲示板で面白い書き込みがあった。


歌舞伎役者の目の様な防犯ステッカーが張ってあり、そこにこんな事が書かれていた。



ゲリラ戦的発想では、敵兵から武器弾薬を奪取しゲリラ部隊の武器にしてしまうます。
つまり何事もモノは使いようということです。

であれば、このステッカーも集団ストーカー活動監視用ステッカーとしても使用できるはずです。




これは実に面白い。

つい先日、サイエンスZEROと言う番組でやっていた実験でも使われていたステッカーだ。

この番組の実験で、彼らの心理状況や、何故自称被害者の世界に入ってしまったのかを垣間見る事が出来る。


その映像は近日中に資料室(メンバー制) の方にUPする予定だ。


実験では、相手側から無い個室で行なわれ、分け与えるAと与えられるBに分かれてAには900円が渡され、AはBに分け与える事も分け与え無い事も自由なのだが、450円づつ公平に半分に分けた人は52.1%いた。


次に、グループ分けをして同じグループと、違うグループに分け与える変化を見ると、同じグループに公平に分ける人は60%にのぼり、違うグループも公平に分ける人は40%になった。

また、分け与える人が相手は自分を知らないと言う事を知っている場合、47%になるのだが、そこにあのステッカーを貼ると、76%に跳ね上がる。


次の実験は、AとBにそれぞれ500円づつ渡し、最初Aにその500円をBに提供するかを決めさせる。

AがBに自分の500円を提供すると、そこに500円が加算されてBは1000円を受取る事になり、Bは合計1500円を手にする事が出来る。

次に、Bが500円をAに提供するかどうかを決めさせる。

BがAに500円を提供すればそこに500円が加算されてAは1000円を手にする事が出来てお互いが1000円を手にする事が出来る。

BがAに提供しなければBは1500円を手にし、Aは0になってしまう。


実験の結果、相手に提供しても相手が提供しなかった場合、0になってしまうにも拘らず、Bに提供する人は83%で、そのまま1500円を手にしてもよいのにAに提供する人は75%だった。

これが、利他的な行動なのだが、ここで重要な事は「相手を信じる事」である。

この数字は、見ようによっては最初に相手を信じられない人が17%、自分だけよければ良い人が25%いると言う事でもある。


そしてもう一つの実験は、最初にどれだけ人を信用しているかのアンケートを取り、6人で15分間ゴミの回収についての討論を行なわせる。

その後に実験開始。


それぞれに1000円を渡し、他のメンバーに100円を提供するか他のメンバーから100円を奪うかを選択させる。

提供する場合には、100円がプラスされて相手には200円が渡される。

相手も100円を提供すればお互いに1100円になる。

100円を奪う事を選べば相手から200円が引かれ、自分には100円が渡され、自分は1100円になる。

お互いに奪い合えばお互いに900円づつになってしまう。


そして、お互いに与えるか奪うかをの行動を予測させる。


すると、先に行なったアンケートで他者への信頼が強い人の的中率は75%で他者への信頼が薄い人の的中率は42.3%だった。

つまり、人を信じられる人の方がより多くの利益を得られ、人を信じられない警戒心の強い人は損をすると言う事である。


自称被害者の人は他人を工作員と思い込む様に、人を信じられない人だ。

そんな人が社会に出れば、自ずと利益が少なくなる。

他人と比べて利益が少なければ、最初の実験の「公平性」に不満を持つ事になる。

つまり、2つ目の実験で相手を信じられずに500円をBに提供できないAなのだろう。




集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都