嫌がらせを受けていると言う被害者の調査に行った。
概ね他の自称被害者と同じ内容だったのだが、その中の「ヘリコプターによるほのめかし」は他の自称被害者とは少し異なっていた。
一般的なヘリコプター被害と言うのは、上空に飛んでいたとか低空で飛んでいたと言う物だが、その人は「実害が有った」と主張する。
その内容をそのまま書くと「ヘリコプターで洗濯物を飛ばされる被害に遭っている、」話を聞き時系列を整理すると以下のようになる。
1 ネットでヘリコプターによる仄めかしを見つけた
2 .ベランダに干しておいた洗濯物が落ちていた。
3. その時にヘリコプターが上空を飛んでいた。
4. 洗濯物が落ちていたのはヘリコプターによる仄めかしだと確信する
しかし、都心部でマンションが立ち並ぶ地域で風圧の影響が出るほどの低空飛行は考え難いし、何より10階建てのマンションの2階で、そこだけ影響が出る事はない。
ヘリコプターの被害は考え難いが、そのマンションの立地を考えれば原因は吹き降ろしの風だろう。
周りのマンションで風道が出来ており、その風がぶつかる位置にそのマンションは立っている。
その為、周囲のマンションにぶつかった風が吹き降ろし、その風がそのマンションにぶつかり上昇気流になっている。
その為地面に近い2階に吹き上げる風がぶつかっていると推測される。
実際、調査に行った日は風があまり吹いていなかったのだが、そのベランダに出ると少し下から風が吹いていた。