今日のミヤネ屋で盗聴特集をやっていた。
出演は・・・あの人じゃん。
同業者としては複雑な気分。
こうした番組が放映されれば売上が上がる、しかし嘘はいけない。
不安な人の不安を取るのが仕事なのに、人を不安にさせて金を取るのは詐欺と変わらない。
素人は騙せても同業者は騙せない、この番組を見て信じてしまう同業者は素人同然。
いきなりオープニングからインチキしてる。
何で、ゲインのつまみを触っているんだ?自分でメーター動かしたら駄目じゃん。
しかも、高速走っていて「レベル9(レッドゾーン)」・・・あり得ない。
高速でそんなレベルを示す盗聴器の電波って、どれだけの出力出してんだ?
最初のお宅、ノックする音が聞える?・・・ドア付近か?
でも付いていたのは奥の寝室、しかもドアは閉まっていた・・・・・・玄関ドアを軽くノックした程度の音を拾うはずも無い。
心当たりは・・・景品で貰った。
あり得ない。
二軒目のお宅(オフィス)
調べる時に何で携帯電話みたいにしてレシーバーを耳に当ててるの?
他のお宅の調べ方と違うじゃん。
近くにいてもハウリングしていない。
その会社の社長が触った音を聞いて、「ここだ」ってか?
ハウリングしたのは10cm程度の距離。
他のお宅の反応と明らかに違う。
何故、そんな反応の違いが出るのか?
受信してもハウリングさせないテクニックがある。
そのテクニックとは、NFM変調の盗聴器の電波をWFM変調で受信すると、ハウリングは起きない。
もしくはボリュームレベルを最低にすれば10cm程度しか反応しなくなる。
その場合、ハウリングの音も小さくなる。
三軒目もドアをノックする音を拾っている。
室内でテレビをつけているにも拘らず、テレビの音よりノックの音が良く聞こえる不自然さ・・・
そもそも八木アンテナも付けず、どうして付けられている部屋を特定できるんだ?
しかも、一軒目はオートロックだろう、八木アンテナも無くマンション内にも入らず、何故に部屋を特定出来るの?
電波法上ヤラセは仕方が無いが、こう言った番組でどうしても許せない事がある。
それは、工事に来た人等を犯人であるかのように報道する事だ。
それは、全ての工事をする作業員に対して不信感を抱かせる事になる。
その「負の波及効果」は計り知れない。
ヤラセは許せても、自分の利益の為に社会的な信頼関係に不信感の種を植え付ける事は許せない。
まるで昔のウルトラセブンに出てきた「メトロン星人 」見たいな奴だ。
これから彼の事をメトロン星人と呼ぶ事にしよう。
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都