最近、事故米のニュースがメディアで踊っているが、私の感覚としては「今更何騒いでるの?」と言う感じだ。


カビが発生しているから事故米?そんな物は1993年の米不足で外米を輸入した時に有ったぞ。


私は20歳(1978年)の頃から下宿生活で自炊をしてきた。

だから毎月米を買い、自分でご飯を炊いてきた。

それは結婚してからも変わっていない。


だから、米の変化を実感している。


外米が輸入された時、気付いたのが「カビ」と「虫」だ。


外米が輸入されるまで、米にカビが生えていた事は見た事は無かった。


そのカビと虫の事は、森政権の時に首相官邸のHPから投稿した。


まあカビに関しては、現在はミニマムアクセス米に限定されているが、虫の事に気付いている人はどれだけいるだろうか?


「体調cmほどの細長い小さな蛾」が家の中で飛んでいるのを見た事が無いだろうか?

外米輸入されるまで、あの「蛾」を私は見た事が無かった。


外米輸入されるまで、米に付く虫は「コクゾウ」と呼んでいた茶色の1㎜程度の丸い虫しか見た事が無かった。


初めて外米を買った時から、あの虫が部屋を飛び始めた。

10Kの米を買ってきて、袋も開けていないのに、袋の中にあの「蛾」がうごめいていた事もあった。


外米輸入以降、国産米にもあの蛾が湧くようになった。


あの蛾は米だけでなく、小麦粉からビスケット類にも卵を産み幼虫になる。

以前、食べ残しのカロリーメートのチョコ味の中に、チョコ色になった蛾の幼虫が山ほどいて驚いた。


外米を買うまでは、そんな事は一度も無かった。


問題はこの蛾の幼虫だ。


これが米に入っていると、まず見分けは付かない。

米と同じ色、似通った形、恐らく多くの人は知らずにこの芋虫を食べている事だろう。


この芋虫は、小と大とさなぎがある。


大は米を洗う時、タップリの水に浸しながら、米をもみ荒いしてしばらく放置すると浮いてくる。

もみ荒いしないと浮いて来ない物も多い。


問題は小で、大きさは0.5㎜程度の白い芋虫で、一見すると「米のかけら」にしか見えない。


この小は少し浮き難く、何度洗っても浮いてくる。

外米輸入当時は、米を洗う時に大量の塩を水に溶かして浮力を上げた状態で米を洗った。

当時、多いものなら5合の米に数百匹いた。

塩を入れないで洗うと、何度洗っても、一分水に浸しておくと浮いて来た。


さなぎは、米で団子を作る。

団子の中でさなぎになる。

米が1.5cm程度の団子状態になっていたら、恐らくさなぎで、それは団子ごと捨てればいいのだが、殺してから捨てないと成虫になり小麦粉や菓子で繁殖する。


この虫の厄介な事は、一旦この虫が出るとどんなに駆除しても何処からとも無く何度も湧いてくる。


封を開けた小麦粉の袋の開け口を丸めて輪ゴムで閉じていても中に入っているし、菓子の中に潜り込んでいたりするからバルサンも効かない。


あの虫は、米びつの中での発見状態からすると、精米所などから混入していた可能性が高い。

あの虫は、米びつの中でさなぎになる時に団子を作るのだが、その団子が米びつの壁面にへばりついていたりする。

その為、米を入れ替えても保存庫に残り、新しい米の中で繁殖するのだろう。



しかし、今は亡き両親は、私の幼少の頃に物凄い教育をしていたと思う。

当時は米の虫は「コクゾウ」だけだったのだが、ご飯の中から「コクゾウ」が出て来たときなど「コクゾウは米しか食べてないから米と同じ、気にせず食べなさい」・・・


ミソにカビが生えた時

「ミソはカビで出来ているんだから、混ぜれば大丈夫!」と言ってカビ臭い味噌汁を何度も飲まされた。


枝豆は、虫が食っているほど美味しいと言い、自家製のキャベツは気をつけないとモンシロチョウの卵やら青い芋虫が付いていた。


昭和30年代、おおらかな時代だった。


そう言えば、姉が百姓の人から自家製の枝豆を貰ってきて食べたのだが、一杯虫が入っていたのだが、私と姉は「これが本当の枝豆だよね」と言いながら、枝豆を一旦手に出してから食べていたのだが、娘は「ウエ~」と言っていた。

畑仕事をして、自家製の野菜などを食べて育つと、虫が付いているのが当たり前で、虫が付いていない野菜の方に違和感がある。

そして何より、新鮮な野菜の美味しさ・・・トウモロコシをもいで、その場で食べるあの甘さ、恐らく二度と味わえないだろうな。



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