先日「コンビニ受診」の特集をやっていた。


そこでお医者さんが語っていた事はそのまま盗聴を心配する人にも当てはまる。

つまり、同じベクトルによる物である。


そのお医者さんが言っていた言葉。

「情報が氾濫しているので、非常に稀なケースを自分に当てはめて心配する」


同じだ。


盗聴でもCIAやKGBクラスの盗聴まで心配する人も多い。


調査しても無い=もっと特別な方法で・・・


そんな事を考える人が如何に多い事か・・・


盗聴だけではない、ハッカーに関しても同じだ。


自分の操作ミスや、無知、回線の速度低下、サーバーの速度低下等をハッカーの仕業と思い込んだりしている人が如何に多いか。


そう言った人に「勘違いも多いですよ」と言うと、皆同じ答が返ってくる。


それが「私の場合は本当です」とか「私の場合は特別です」と言った答えだ。


それを調べると、特別だった場合は一度も無く、大多数の数字のカウントが一つ上がる結果になっている。


またこんな事を書くと「技術」に問題ありと思う人がいるのだが、ほとんどの人が技術以前の問題だ。


「この中に盗聴器が入っています」と言って三叉コンセントを差し出す。


分解しても何も出て来やしない。


分解して基盤など何も無いのを確認しても、金属部分を盗聴器だと言い張る。

著書でも書いているが、洗面器に盗聴器が仕掛けられていると言っていたオバサンもいた。

「電話を通じなくされた」と言っていたオバサンの原因は、料金未払いだった。

そのオバサンに料金を支払ってますか?と聞いても「ちゃんと支払っています」と言い切っていたのだが、残金不足で通帳から引き落とされてはいなかった。

それを確認しても、納得しない。


そう言った人は、自分の間違いを決して認めようとはしない。


先日、交通ルールのモラルハザードの特集も有ったが、それも基本は同じ。


注意されると自分が違反をしているのに怒り出す始末。

先日、信号無視を注意されて腹が立ったと言って注意した人を殴り殺した人のニュースが有ったが、この事件もその延長だろう。


そうした人達の共通した意識が「自分は特別」と言う物だ。

そうした人の行動や言動を分析すると、ある病気の症状と一致する。


それが、自己愛性人格障害。


その自己愛性人格障害の発症原因は、現在の家庭環境や教育環境に極めて近い。


自己愛性人格障害は自己愛が満たされていればさほど問題は無いが、自己愛が満たされなくなると異常性を発揮して、鬱や躁鬱を発症して行く。


その自己愛性人格障害は、親から子へ伝播して行く。

気が付けば回りは人格障害だらけになっている訳で、周りを見ても同じような人ばかりだと、それが「普通」になり誰も異常性に気が付かなくなる。


厄介な時代になった物だ。



集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都