先日、「良い子を演じる子供 」で書いている人から電話が有った。
そこにも書いている様に、この人は「躁鬱病」「解離性障害」「自律神経失調症」と診断されているのだが、厳密に言えばその他にも「PTSD」も有れば「自己愛性人格障害」や「境界性人格障害」もあった。
精神疾患と神経症のデパートのような人だったのだが、この一ヶ月で起きた出来事で劇的な変化をした。
その変化で最大の物は「親子関係の改善」で、間もなく20年以上続いたねじれた親子関係に終止符が打たれようとしている。
その彼女の口から出た言葉は「今では病気に感謝している」と言う物だった。
「病気になった事で、自分が成長する事が出来た」とまで言っていた。
しかし、一年前には包丁を振り回たり、自殺しようとした事も有った人がよくここまでこれた物だ。
私もとても嬉しく思う。
まあ、無償で一年面倒を見て来たのだから良くなって貰わなければ面倒を見て来た甲斐がない。
また、無償でやらなければここまで来れなかったかも知れない。
商売抜きで無償でやるから、遠慮無しのカウンセリングもしたし、彼女も言っていたがそれまで持っていたプライドなどズタズタにした。
自己愛性人格障害の人のプライドなど、中身の無いハリボテのプライドなので、そんなハリボテのプライドなど邪魔になるだけで、一旦そのハリボテのプライドを壊して、行動と実績を元にしたプライドに再構築した訳だ。
知らない人が聞いたら「失礼な奴」と思われる事もズケズケ言ったし、心の傷も思いっきりこねくり回した。
「客」と言う関係なら、こんな事は出来ないと思う。
心の傷と言う物は、触らないから変な所に癒着している。
その癒着を取らなければ心の傷は治らない。
しかし、その癒着を取る事で病気も良くなり、ねじれた親子関係もよくなり、親の人間関係まで良くなって来ているし、職場での人間関係まで改善されて来ている。
このブログは「自分が変われば他人が変り、環境も変わる、まずは自分を変える事」と言う趣旨の元に書いているが、この人を見ていると改めて実感する。
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