痴漢でっち上げ事件の裁判の特集を見た。


この特集を見ていて思った事がある。


それが「共犯の女との意見の食い違い」と言う部分なのだが、番組では「どちらが嘘をついているか」と言う部分を取り上げていた。


番組では両者とも鬱病と報じられていたのだが、恐らく主犯の蒔田被告は鬱病ではなく「躁鬱病」の方だろう。

しかも、パーソナル障害のおまけつきだ。


その違いを理解すれば「どちらが嘘か」と言う事はおのずと分かる。

と言うより、考えるだけ無駄である。


何故なら、この手の人は記憶傷害を持っている場合が多く、忘れるだけなら良いのだが、自分の都合の良い様に記憶が上書きされる。


つまり、記憶に信憑性が全く無い。


しかし、この主犯の蒔田被告だが、自身のブログで「憂国の士」を気取っているのだが、この手の病気を患う人は右傾化する場合が多い。

と言うより、この病気になると右傾化傾向が出ると言った方が適切だろう。


これは、無差別殺傷事件を起こす犯人にも共通する事なのだが、ニュース番組などを見ていると「連続殺傷事件は模倣犯」と言う捉え方をしている場合が多いのだが、形として模倣犯になっているだけで、模倣する物を知らなくても別の犯行に及んでいるだろう。


精神疾患を患うと眼窩前頭葉に障害が起きる。

その眼窩前頭葉は、攻撃的衝動を制御する部分で、そこに障害が起きると攻撃的衝動を押えられなくなる。


その為、右傾化思想や殺害衝動が出る訳だ。


私が、相談者や調査依頼者と会う時に見ている所は、目の動きと手の動作なのだが、眼窩前頭葉に障害が起きると、目の異常な動きや握り衝動が出るので、それを見ている訳だ。


そして、蒔田被告の公判での母親の陳述を見ると、この事件も「教育熱心な母」と言う背景が見えてくる。




先日、大学時代のクラブの同窓会が有ったのだが、一人の後輩にその話をしていたら、前に座っていた後輩も隣の奴と鬱の話をしていた。


そこで「ちょっとこっちを見て」と言って視点を私に向けさせたら、目が泳いでいる。

どんなに視点を固定させようとしても目が左右に細かく動く。

最初に話をしていた後輩も、今話していた事が目の前で起こっているのを見て驚いていた。


まだ、鬱の入り口らしいのでいくつか予想される症状を教え、その症状が出たらすぐに心療内科へ行く様にアドバイスしておいたのだが・・・




集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都