昨日、相談者が事務所に来た。


相談内容は、付きまとい、いわゆるストーカーである。


但し、話の内容から判断すると、実際の被害ではなく自律神経失調症と躁鬱病を疑った。

被害内容としては「何処に行ってもとなりの人物が先回りしている」と言う者で、その為に盗聴や盗撮されていると感じている訳だが、現実問題としてそんな事は不可能である。


盗聴や盗撮ではそんな事が出来ない事は、理屈で説明して理解できたのだが、先回りされていると言う部分は、自分で見ている為、過去の事例でも理解納得させる事は困難を極めた。


それは、ネットの掲示板などのやり取りでも同じで、どんなに言葉を尽くしても、言葉や文字だけで相手を納得させる事は不可能に近い。


その為に、資料室 と言うメンバー登録制のコンテンツを作った。


今回、その効果を実際に試して見たのだが、その効果に私自身驚いた。


今まで千の言葉、万の言葉を用いても、伝いたい感覚の半分も伝わらず、理解させる為に数ヶ月を要した内容が、この人に2つの映像を見せて、自分で体験させただけで、即座に被害妄想が消えた。

その時のその人の顔の変化は、とても印象的で、「目からうろこが一つ一つ落ちて行く所が見える」様な表情の変化を見る事が出来た。


正に、百聞は一見にしかずである、


具体的に見せた映像は「音韻修復」と「実験」の映像である。

この2つの映像を見せながら説明すると、自分が見ていたストーカーが音韻修復で脳が感じていただけである事を理解させる事が出来た。


後は、後日の盗聴調査で不安の根源を消し、心療内科で治療を受け、アフターケアを行っていけば、短期間で正常に戻るだろう。




集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 1)/古牧 和都